2007年9月28日金曜日

『THE WAR』 by Ken Burns

泣ける。

日曜日から 7夜連続でゴールデンタイムに放映されている 『THE WAR』。

ドキュメンタリーフィルム制作では第一人者のKen Burns が約6年の歳月と1300万ドルもの予算を投じて制作した15時間にわたる大作。
第二次世界大戦を4つのアメリカの町(Waterbury, Connecticut; Mobile, Alambama; Luverne, Minnesota; and Sacramento, California)にスポットを当て、そこに住んでいた普通の人々の目から見た戦争を彼等の生の声を交え淡々と描いていく。何百もの写真と映像は、有無を言わさぬパワーで迫ってくる。
日系2世の人々も淡々と自分達の体験を語る。

辛い・・・というより痛い。

製作者Ken Burnsの父Robert Kyle Burns Jr.大尉(6年前に死亡)は生涯でたった一度だけ息子に自分の凄惨な戦争体験を話したそうだ。
『THE WAR』に最後に登場する写真は若い軍人が軍服を着てカメラに微笑んでいるというもの。 それは若き日のKen Burns のお父さん。父に捧げる作品だったんだね・・・。

音楽もいい。DVD(予約受付中)とCDと本をセットで買っちゃおうっと。

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