2008年6月28日土曜日

家賃下げろや ごらぁ!! 続編その1 SUEだ!SUE!

カリフォルニアのあちこちで起きている山火事の煙がBay Areaにも流れ込み、今週はどんよりとした灰色の空。車にも灰と花粉が積もる。


世界半周旅行中のRichard先生は彼のsekairyokoセカイリョコーというタイトルのブログによると、今はイスタンブールから河童土器屋、いや、カッパドキヤに移動したらしい。いいなあ~。♪飛んでイスターンブウルーー♪


引越し騒動の続編:

さて、Deposit手付金700㌦と手数料70ドルを支払った後、あわてて仕事中の一郎ちゃんに電話して事後承諾をもらう。

仮契約終了。やっほい!3日間以内にキャンセルすれば、手付金700㌦は戻ってくる。



さーてーと、あとはおまえのかあちゃんでべそAdrian兄ちゃんが何て言ってくるか・・・。

Adrianとの交渉と平行して、アパート住民が集まって不動産業者に対する集団訴訟を起こすgooglegroupという仲間に入れてもらった。

彼らは既に不動産業者へのpetition嘆願書を書き上げており、なんとオンラインでそのpetitionに署名ができる。Donation寄付もPaypalペイパルでオンラインである。

『おおお。。。すごい時代になったもんじゃのお、爺さんや・・・。』

論点は:新しく建てる7棟の建設計画をぎりぎりまで住民に対して隠していた事。工事中のセキュリティーの問題(工事車両の出入りの為、ゲートは開けっ放し)、騒音被害がもたらすquality of life生活環境の低下、不動産業者の誠意のなさ等々。既に120戸以上の署名が集まっている。(全戸700戸)

リーダーはカレー王国人の皆さん。Google社員の人々かい?3桁と3桁の掛け算を暗算できるだけあって、仕事の出来る優秀な人々である。

カレー王国万歳!公衆道徳がなってないなんて言ってごめんなさいよー。

住民の皆さんのコメントを読むと、”環境の良さと贅沢なオープンスペースが気に入ってこのアパートを選んだのに、ふざけるなー”とアタシ以上にお怒りの様子。 一緒に怒る仲間が出来て、なんだか嬉しいよ。
エキサイティングになってきたね~。


訴訟社会のアメリカ。”へま”をやらかしてsueスー(訴えられること)されないように気をつけてきたつもりだけど、まさかこちら側からsueスーすることになると驚きの展開である。

煙草を吸うのは”犯罪”であるかのように喫煙者を扱うこの国。公共の場で平然と煙草を吸う一郎ちゃんに『sueスーされちゃうよ。sueスーされちゃったら大変だからここで吸うのは止めな。』と、おろおろしていたアタシ。

友人のShellyシェリーはCupertinoクパティーノの小学校で働いているが、先日生徒の親にsueスー告訴されそうになった。学校で遊んでいて頭を打った子供(寿司小国人)が帰宅後に気分が悪くなり吐いた。子供の話では、学校のスタッフは保健室で何の手当てもせず、親に連絡もしなかったとのこと。学校側の対処に激怒した親はsue・スー・すー(告訴する)と騒ぎ出した。実は、そもそも子供は頭を打ったことを先生に伝えておらず、嘘をついていたことが発覚したのだが、訴えられそうになったShellyは青くなった。Oh!くわばらくらばら・・・。


さて、Adrian兄ちゃんから留守電が入っていた。

提示案が出来たから電話でアポを取って、オフィスに立ち寄ってくれとのこと。アポ?おまえ何様なんだよ。アポなしでビーサンを履いて襲撃。

本日のAdrianは黄緑色ののワイシャツに目の覚めるような黄色のネクタイ。色彩感覚が違うんだよなー。シャツで隠れているけど、こいつ両腕にびっしり刺青してるに違いない・・・なんて事を思った。

奴はエクセルのチャートを出し、『家賃下げる』と言って来た。チャートの数字を見て唖然。

な?な?なんですとーーー?たったのこれだけかよ!

SUEだ!SUE!!【続く】

2008年6月25日水曜日

家賃下げろや、ゴラぁ!!  後編

Customer Relations担当の”Adrean(エイドリアーーン!)”はチンコロお兄さんだった
Godfatherゴッドファザーに出てくるチンピラマフィアが着ているような、茶色スーツ上下に黒のワイシャツ、クリーム色のネクタイ・・・コロンがキツイよ。

思わず聞いちゃった。
”ねえねえ、あんたの名前のAdreanってさぁ、女の子の名前じゃないの?”
どうやら男・女、どちらにも使える名前だったらしい。

おっと、いけねえいけねえ、殴り込みに来たんだった。
気を取り直してGA-----!怒って爆弾を落とした。

よくも家の前の木を切ってくれたな、てめえ。(Adrian兄ちゃんが切った訳でもないのだが・・・)

しかし、相手はプロ。
まったく動じない。
そして新たな事実が分かった。
新しい棟の新築工事は2年間続く事。
工事車両の通り道にするために木を切った事。

”なんですとー?毎日朝から工事車両が家の前を通るっていうこと?騒がしいじゃないの!”
”僕もこのアパートに住んでるんだけど、どんだけ騒がしくなるのかはわかんない。”

エイドリアンは顔色をまったく変えずに言った。
”それで?どうして欲しいの?家賃下げる?どんだけ下げて欲しいの?引越し代出す?いくら欲しいの?”

”具体的数字はマイハズバンド一郎ちゃんと相談して決めるから。じゃあな、エイドリアン。”

落とした爆弾は不発。
後で気がついて後悔したのだが、日本語で
”アッカンベー。おまえのかあちゃんでーべーそ。”
と捨て台詞を残しておけばよかった・・・。

バトンタッチ。一郎ちゃんは具体的数字を突きつけに行った。
”家賃は○○○ドル下げて。引越す場合もあるからその時は引越し費用全額負担してね。 返事は火曜日までにちょうだい。”


そして平行して近所のアパート探しにも出かけた。
7月末でちょうど一年契約が切れるから、引越すのならグッドタイミングなの。
昨年散々見て回った経験がモノを言う。
今回見に行ったのは近所の2件だけ。

昨年と違うのは、需要と供給のバランスが若干”異常”ではなっていること。
空室が出たとほぼ同時に借り手が付くというクレイジーな状態ではなくなっている。
要するに、今は少なくともいくつかの選択肢があるということ。

家賃は未だにチョー高いままだが、現在支払っている家賃(2030㌦=約22万円)とほぼ同額か、若干上乗せした家賃で、広さも同程度(約1000square feet=92.9㎡)の新しいアパートに住めるということが分かった。

シリコンバレーにも不況の波は若干訪れているのか?

新しくて綺麗なアパートを見たら、無性に引越したくなった。所詮アタシは流浪の民。♪いずこ行くか流浪の民~♪

アタシ:”ねえねえ、引越そうよ~。ちょっと家賃が高くなっちゃうけどsock monkeyソックモンキーを買うのを我慢するからさあ~。ランチの外食も週2回程度に減らすから。このキッチン見てごらんよー。ピッカピか!バスルームの扉も錆びてないし、いいねえーやっぱ新しい物件は!エレベーターもあるよ! ”

一郎ちゃん:”・・・。”


次の日(月曜日)再度ふらーっと行ってみた。

”あら、電話しようと思ってたのよ。4階の新しい部屋が出たの。気に入ると思うんだけど、どおかしら?”と不動産屋さんのPatriciaおばちゃん。

アタシ:”1階の部屋でもいいかな~と思ってたんだけど、4階は家賃いくら?え?1階と30ドルしか違わないの?じゃあそこにする。”

即決!!!!!

【続編へ続く】

2008年6月23日月曜日

家賃下げろや、ゴラぁ !!前編

夕方、アパートの部屋へ帰ったら、なんだか様子が違う。
妙に明るい。

???
ベランダから燦燦と日が差し込んで?
なに-----------っ?

な・なんですと-------- ?


ベランダの前にそびえていた杉の木がすべて根っこからばっさり切られているではないか!
プールと駐車場ををつぶして4階建てと5階建てのアパート建てるというrenovation開発計画は知ってたけど、木を切るなんていう話聞いてないよ!
チョー気に入っていたのに・・・。
人の目を気にせず、素っ裸で部屋の中を歩いても木々が隠してくれていたのに。
木々のおかげで軽井沢の避暑地みたいだったのに・・・。
オープンスペースが広いことと木々が多く植えられていることが気に入って選んだアパートなんだ。
切ること知っていたら木の上に登ってUC berkeleyバークレーの学生みたいに抗議行動に出ていたよ。


”ゴラぁ!”怒って電話した。


電話した先はCustomer Realtions 担当Adrian なんたら。
ここの不動産業者Prometheusプロメテウスが今回の開発に関して住民の相談窓口にしている担当者である。
Rockyロッキーの『Adrianエイドリアーーーーン!』ってか?
テーマソングが闘争心を駆り立てるじゃないのっ。


アタシんちの木を何で切ったのさーーーーこの時点で頭に血がのぼっているので、”アタシの木”にしちゃっている)』と怒鳴るはずが、出たのは留守番電話。がくっ。
金曜日は4時でオフィスを閉めるってか?4時?よじ?四時?ヨジ?まじー?
今度は4時にオフィスを閉めて遊びに行くアメリカ人を罵倒しているアタシ。
ということで、殴りこみは次の日に行くことにした。


”ちくしょー。今日のところは勘弁してやる・・・。”


夜、一郎ちゃんが帰宅してこう言った。
”不動産業者側の立場が強いから、おまえが何を言っても無理だ。”
奴の思考回路はバリバリゴリゴリブリブリ理科系であるからして、何から何までLogicロジックで判断する。
時には図解で・・・。
常に冷静沈着なところが妙に気に入らない。
アタシは反対にフィーリングと直感で決める。
それに、戦わずして負けるのはいやだ。
文句を言わないことには気が済まない。
この気質だから、寿司小国の”長いものに巻かれろ的集団行動”から常にはみ出していたんだ。
自分で仕掛けた地雷を自分で踏むというおバカな失敗を何度も繰り返してきたしね。(あ、これはまた別の機会に・・・。)


”殴りこみ作戦”役割分担はこうなった。
アタシが大騒ぎして爆弾を落としに一人で行く。
要するに


”ゴラぁ、木を切ったな!こんな所にはもう住めねえ。家賃下げろや。”
というとんでもない3段論法ロジックを展開するわけである。
相手の出方を見て、一郎ちゃんが後ほど冷静に爆弾の後片付けをしに行く。


果たしてエイドリアンなんたら女史を相手に、ちんころアジア人おばちゃんの”無理やり3段論法怒りの鉄拳ロジック”は通じるのであろうか!【後編へ続く】

2008年6月22日日曜日

爆笑 INCREDIBLE McCAIN GIRL マケインガール 対 オバマガール

握り寿司ラーメン牡蠣フライ冷やし中華ハンバーガー茶蕎麦しゃぶしゃぶモンゴリアンバーベキュー飲茶焼き鯖

まさに台風一過。
息子は食うもん食って買うもの買ったら”サンノゼはもう飽きた”と捨て台詞を残し、一週間ちょっとでサンディエゴへ帰って行きました。
奴が撮った写真をランダムに何枚か並べてみました。






































































この飲茶のホタテシュウマイ1個が、奴の昼飯代だそうです。

2008年6月13日金曜日

天然息子、サンディエゴよりボロ車で現る

映画監督を目指しSan Diegoサンディエゴにて極貧勉強中のマイペース天然息子がCollegeカレッジ夏期講習の合間を縫ってやってきました。
カルチャーショックという洗礼を受けつつ、不器用ながらも奴はなんとか1年余り生き延びてきました。
7時間かけて爆走して来た目的は”美味いもん食わせろー!”とのことらしいです。

夜中の3時にサンディエゴの下宿先を出発したのは、ロスアンゼルスの高速が空いている時間帯に抜けようという魂胆です。
途中2回休憩し、朝10時に到着。
約10ヶ月ぶりに会った息子は勉強ばかりしていたせいか、はたまたお洒落することに興味がなくなったのでしょうか・・・青白くて”オタク”っぽくなっていました。

愛車は三菱ミラージュ(廃盤)2000年型。












6万マイル(96560 km)走ったマニュアルの中古車です。
洗車しても汚れが取れない程汚い車です。
買った当初、lemon car(欠陥中古車)なんじゃないか・・・?と疑った事もありましたが、どうやら大丈夫だったようです。

”寿司食わせろー”とのことで、その夜はMilpitasミルピタスのSUSHIMARUへ。
回転寿司ですが、ベルトコンべアではなく水路の上を”どんんぶらこっこー”と流れる船に握り寿司が乗っかって来る、Sushi Boat寿司ボートのお店です。
























次の日は”ラーメン食わせろー”ということで、MARUICHI RAMEN マルイチラーメンへ連れて行きました。
マウンテンビューとミルピタスにありますが、家から近いミルピタスへ。
アタシはマー油のかかっている、ここの『黒ラーメン』がお気に入り。
息子の感想は”麺以外は合格点。麺がふにゃふにゃでまずい。この程度のラーメンなら家で作れる。”と厳しいお言葉。
”はい。どうも、すいませんでした!”
アタシはここのラーメンで充分美味しいんだけどなあ・・・。
やっぱり奴はRAMEN HALUハルラーメンヘ連れて行くことにしよう。

2008年6月10日火曜日

アメリカの歯医者には命賭けで行け。





















うすいグリーンとうす紫のインテリアの歯医者です。
”命賭け”は大げさな表現かもしれませんが、アメリカの歯医者は疲れます。
以前日本で治療した奥歯の被せ物にヒビが入ってしまったアタシ。
ちょっとづづ何回にも別けて治療する日本の歯医者と違って、こちらでは一回でまとめてどどどーーーーんと治療するのです。
口を開けたまま2時間”まな板の上のトド”状態が続きます。
途中治療を中断して”うがい”はしません。
助手が水をぶしゅーーーーっと出して、がーぼがぼ吸い取るのが”うがい”です。
その間Dr.Yangヤング先生は掘って掘って掘りまくります。
派手な助手の姉ちゃん(メキシカン?)はラジオの音楽に合わせて腰を振っています。
アタシはひたすら口を開けたまんま、薄紫色の壁を見つめるだけ。

この紫色は女の子が好きな色とされているらしく、洋服、おもちゃ、寝具、インテリアに至るまで この色が使われています。
個人的にはとても嫌いな色です。
気分が悪くなっちまいます。
日本で女の子の色とされている、うすいピンクの方がまだまし。

顎の関節が外れそうになる寸前で治療が終わりましたが、肩や背中がコチコチです。
何度も通院しながら治療していく日本と、1回か2回の通院で虫歯1本の治療が終わるアメリカとどっちがいいかなあ?
個人的にはアメリカに軍配。
”もう、なんでもやっちまってくだせえ!お代官様~”っていう心境だから、なるべく早くやっつけてくれた方がいいですわ。


それにしてもアメリカの歯医者の治療費は高いです。
医療保険に加入していても自己負担額はかなりのものです。
治療を始める前に見積もりを出してくれて、納得すればサインして治療。
納得しなければshop aroud(値段をあれこれ比べること)して予算に合う歯医者を選びます。
http://www.bracesinfo.com/dentalcosts/ Dental Cost Calcurator(歯医者治療費を計算してくれる地域別のサイト)なるものまであります。
要するに歯医者によって、請求額が様々だということなんですねー。


歯並びやホワイトニングをとても気にするアメリカ人。
話をする時に口を縦にも横にも大きく開けるので、頻繁に歯が露出するのがエーゴという言語な訳ですが、それにしても”美しい歯”を保つ為にお金を注ぎ込む人々ですわ・・・。
歯並びを気にする前に”百貫デブ体型”を気にしたほうがいいと思うんだけどなー。


封切になってすぐ、『Inidana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull インディー・ジョンーンズ クリスタル・スカルの王国』 を観ました。
DVD3本の過去作品をすべておさらいし、さらにボーナスDVDまで観てから期待満々で行ったのですが・・・うーむ。
映画の中のハリソン・フォードはやっぱり65歳だったよ。
かなり頑張ってたけど・・・。
本人とスタントマンとの区別が簡単につくのよね。
エンディングもいまひとつピンと来なかった。

2008年6月8日日曜日

本物の寿司職人はどこに?

地元紙San Jose Mercury Newsサンノゼ・マーキュリー・ニュースが毎年発表するThe Best in Silicon Valley 2008 シリコンバレーなんでも一位2008が先週発表になりました。

読者による人気投票で、様々なジャンルの店やビジネスが対象となっています。

Mallモールの一位に選ばれたのはValley Fair Mallバリフェアモール。


Place to meet a men オトコを見つける場所はSantana Row(写真)。うーん妙に納得。
Place to find date clothes デート用の服を見つける場所は同点でH&MとMacy's。
H&Mは納得です。でもMacy's? うーん・・・。オバサンくさくないかい?

Fast foodファーストフードHamburgerハンバーガーの両ジャンルではIn-N-Out Burgerが7年連続一位の座に輝いています。便利だし安いし早いもんね。マクドナルドに行くくらいならIn-N-Outの方が断然美味しい。

Place to buy an enganement ring エンゲージリングを買う店なんていうジャンルもあります。一位はThe Shane Company。 この国の離婚率は50%だっけ?結婚する度に指輪をもらい、誕生日やらクリスマスやら記念日やら何かにつけ宝石もらうの大好きだよねー。

Gas PriceガソリンはArco。Arcoが一番安いと思うので納得(Costcoコストコの次にね)。反対に高いのはShellじゃない?

Ramenラーメンのジャンルではアタシのお気に入りRamen Haluラーメン・ハルが堂々一位に選ばれています。

Japanese寿司小国レストランのジャンルで同点一位だったのはTGI SushiとGombei。Gombeiは納得だよ。だけどTGI Sushi?
Sigalが言ってた”面白い名前のばかでかいカリフォルニアロールを出す店”でしょ?
”なんちゃってJapanese”の店じゃないの?

Sushi寿司のジャンルで一位に輝いたのもTGI Sushi。
うーん。
アボカドとマグロを一緒に巻くことを思いついた天才料理人は凄いと思います。
カリフォルニアロールをさらにアレンジして工夫を凝らした寿司ロールも文句なしに素晴らしいっす。
寿司小国食レストランが人気で増えてくれるのも嬉しいのですが、アタシとしては寿司小国で厳しい修行をした寿司職人が頑張っている店が人気投票で選ばれて欲しいのよ。

元々アメリカ人に本物の寿司小国食と偽者の区別をしろ・・・というのが無理難題なんだろうな。





驚愕のガソリン価格
本日の価格 1ガロン4㌦59セントでございます。
William先生が16歳で免許を手に入れ中古車を買ってもらった頃(back in the good old days”古き良き昔”という表現を使ってました)ガソリンは1ガロン45セントだったそうです。

ニュースでは、"skyrocketing gas price"ガソリン代の急騰、という表現をしています。

燃費の悪い大型・中型SUVの販売は新車も中古車も落ち込み、ハイブリッドや小型車が大人気です。
アタシの愛車、真っ赤なHonda Fitも人気で、年がら年中”それいくらだった?燃費は?”ってどこの誰だかわかんない人々に聞かれます。
聞かれることに慣れっこになったので、最近では”So,what kind of car do YOU drive? じゃあ、アンタはどんな車に乗ってんのさ?"と聞き返します。
たいていの人はFordフォードだったりChryslerクライスラーだったり、バカでかいgas-guzzler(ガソリンを大量消費する)アメ車に乗っています。
ザマあミロでございますことよ!ほーっほっほっ! 
2010年までには7ドルを超えるという予測もあり、アメリカの住民は思いっきり怒ったり嘆いたりした後で、根本的に生活パターンを変える必要がありそうです。
こんだけ日差しが強くて晴天なんだから、ソーラーカーを安く大量生産できたら売れるんでないかい?

2008年6月5日木曜日

よいこブートキャンプ

Safewayへ自分のグロサリーバッグを持って行って、買ったものを『これに入れてくれろ』と袋詰め担当の兄ちゃんに頼んでも、兄ちゃんはにプラスチックバッグに詰めてからグロサリーバッグに入れてくれちゃう。
それってグロサリーバッグ持って行った意味ないやん!
アメリカ人に必要なのは『リサイクル教育』。

そして肉まん大国人とカレー王国人達に必要なのは『運転マナー』と『公衆道徳』の教育。
何故なら彼らのお行儀はとても悪いから。
英才教育に忙しくて”幼稚園の砂場”で譲り合いの精神を学ばなかったのかも・・・。
『強制よい子ブートキャンプ』に入ってもらって、卒業できないとカリフォルニアの運転免許はもらえないということにしてもらいたいあるよ。


















来週から夏休みに入る”ケジメ”のPot-luckポトラック・パーティーです。
今回はデザートがメインディッシュよりも多く集まってしまいましたが、楽しくて美味しけりゃいいのよ。
余った物をタッパーに詰めて家に持ち帰れるしね!

前回ポトラックをやった時にはVegan(完全菜食主義者)の人や、Kosher Food(ユダヤ教の掟に従って適正に調理された食品)しか食べない人がいて気の毒でしたが、今回は雑食人種ばかりで気を遣うことなし。














因みに写真のバスクリン色の料理は、ポーランド人Telesaテレサが作って来てくれたGreen Jelly Salad グリーンゼリーサラダです。
キュウリとかセロリとか緑色の野菜をゼラチンで固めてあり、サッパリしていてなかなか美味しかったです。正直ドギツイ色には唖然としましたが・・・。

一郎ちゃんの晩ご飯が、この”バスクリン・ゼリー”だったことは言うまでもありません。

『禍々しい(まがまがしい)色のサラダだ・・・。』と訳の分からん事をのたまって、ほとんど残していましたが・・・。

2008年6月1日日曜日

ヨセミテ爺捨て山

Yosemite Fallsヨセミテ滝を下から眺めて、その水量と荘厳さに唖然となった我々は滝をてっぺんから見ることにしました。
リュックサックに水とキャラメルとリンゴを詰め、気軽に山登りに出かけました。

トレッキングコースは急な上り坂と石段が続き、健脚のアタシでも何度か水分補給に休み休み昇ります。
一方、健脚でない一郎爺さんはどんどん遅れていきます。
もともと爺さんは頭脳労働者ですし、ヒザに爆弾を抱えてるので辛そうです。
出発から1時間半で爺さんは亀さんのペースに落ちました。

”足に血が回らなくなった。高橋尚子の35キロ地点だ・・・。”などと訳の分からん言い訳を言っています。

日本で買ってきた貴重なキャラメル食べさせました。

”ほれ、一粒食べると元気が出て100メートル走れるだろ?”

爺さんは”これは森永のキャラメルだから50メートルしか歩けない。”と これまた訳の分からんことをのたまっています。

Colombia Point(コロンビアポイント)、高さ1000フィートまで昇ってきました。
絶景です。
自らの足で一歩一歩登ってきたという達成感があります。




しかし、爺さんはここまでが精一杯。
動けなくなった爺さんをここで見捨てて一人だけ滝のてっぺんを目指すことも出来たのですが、アタシは悩みました。

悪魔が囁きます。

”足手まといの爺さんは捨てていけ。” 

天使は

”世界遺産のヨセミテに疲れた爺さんを捨たらあきまへんでー。”と関西弁で言います (どんなロジックだよっ)。

爺さんに食わせてもらっている立場の弱い婆さんは仕方なく回れ右して下山することにしました。
”今度来る時は爺さん抜きで来よう・・・”と 心に誓ったのは言うまでもありません。

山登りで疲れた身体が要求するのは暖かい食べ物です。
日本ならラーメン豚汁、はたまた甘酒というところですが、ここはアメリカ。
ビジターセンターまで戻って温かいコーヒーとホットドッグでほっと一息。

爺さんは”温泉入りてー!”と 我がままを言っています。

やっぱ捨ててくれば良かった?