2013年9月30日月曜日

続・米国歯医者事情: 『不良おばちゃんイヤミになる?』


今回は米国歯医事情の続編です。

前編は、ちょうど2年前に書いたブログ米国歯医者事情 『不良おばちゃん、性根が腐っているので三枚おろしにされる…の巻』 をお読みください。


 

 
先月、年に一度のcheckup定期健診に歯医者に行ったのが運の尽き。
運の尽き・・・運の尽き・・・運の尽き・・・(エコーをかけて)。

抜け出せない歯医者地獄 デブ・スパイラルデス・スパイラルに飲み込まれました。

豚がネギを背負って再び歯医者にやって来た、、、いや、豚が ”高級オーガニックネギ”を背負ってやって来たというお話です。

 
 
今回は、クリーニングや定期健診の他に、歯並び(下の前歯6本他)を直したいと思っていたので、再度Invisalignインビザラインの見積もりをお願いしたかったのです。 2年前の見積りは約3200ドル。

セカンドオピニオンも聞きつつ、shop around(値段をあれこれ比べる)して、矯正をやる/やらない、を決めようと・・・。


Invisalignインビザラインとは:
Align Technology 米国アライン・テクノロジー社の開発したマウスピース型矯正治療「インビザライン・システム」。「目立たない」透明に近い、取り外しが可能な新しいアプローチの歯科矯正。

実はAlign Technology社は近所にある会社なんです。 
製造はコスタ・リカの工場で行われているらしいですが。

しかし、オーガニックネギ豚を待っていたのは”Invisalignインビザライン以前に解決しなければならない問題の数々”だったのです。
 




 
 
問題1: 1本で1,000ドル、2本で2,000ドル
 
以前寿司極小国で治療した前歯(セラミック)が欠けているのでリプレース ⇒ いっぽん1,000ドル
 
2本隣の歯(部分銀歯)銀の部分を取ってみないと分からないが、多分侵食あり。笑うと歯が見える場所なのでセラミック。
⇒ にほんめ1,000ドル
 ということで、一気に保険適用外のセラミック2本で2,000ドル。 
 
シェ~!

 


 
 
問題2: 銀歯の奥に隠された『負の遺産』 
 
 
寿司極小国で約7年前に神経治療した下の奥から3本目の歯がなんとなく怪しいので銀歯を取り除き、治療してResin compositeコンポジットレジンという樹脂を詰めることに。
”銀歯”は出来れば全て、お口の中から廃絶したい。
 
自己負担は約250ドル
 
この時点で、こつこつと歯科治療用資金として貯めていた稼ぎは底をつきかけています。




 
ところが、レントゲン結果を見て唖然。

Dr.S: “Your tooth is fractured. 歯根が折れている。”

不良婆:“E、excuse me?  な、なんですと~? 本当だ折れてる。


シェ~!

 
Dr.Sの呟き:“寿司極小国のRoot canal 歯根の根管手術ではMetal post 金属製の柱を使っていたのか・・・。折れ易いので、この国ではファイバーを使うのが当たり前だ。 この歯はextract抜かなくては。” 

時代遅れのメタルポストがいけないのか、はたまた不良婆が硬いものをかんだり、強い力でくいしばったりしたのか? 歯軋りはしないはずだが・・・。


さあどうする?どうするよー?
おたおた・・・。

一郎爺が言った: 自分で抜けば?






奥から3本目(#29)の歯を抜くはめになりました。 歯医者さんで。
抜いた後の歯はブリッジかインプラントで再生するという選択肢があるらしいです。


一郎爺が言った:抜いたままほっとけば?




保険も50%適用されるますが、自己負担額はどちらも大きく、値段を比較してもそれほど違わないようです・・・4000ドル程。


さあ、セラミック2本で2,000ドルで驚いてシェ~!なんて言っている場合ではなくなりましたよー。



その後、インプラントという選択をしたオーガニック豚不良婆は、extract抜歯後、約6ヶ月間かけてbone grafting(インプラントが骨としっかり結合して定着すること)の最中です。




歯医者さんでは細かい見積もり/診療計画を出してくれます。
歯の番号と治療内容、治療回数、総費用、保険適用額、自己負担額等々。

治療や費用の事で、分からないことや不明なこと等はしつこく質問して納得してから出ないと、”Consent for Treatment 治療に対する承諾"にサインしてはなりませんぞよ。
この国でのInformed contentインフォームド・コンセントは徹底していますし、歯医者はサービス業なのでコミュニケーションは大切です。


Dr.Sですが、腕は良いし、治療の内容も分かりやすく説明してくれます。 費用も他の歯科と比べて平均的だということが分かっているので、信頼して治療を任せられます。




 
問題3: 噛み合わせ障害 
 
Invisalignインビザラインの見積りは約3,000ドルと出ました。
2年前の見積り3200ドルよりも若干安くなっているのは、保険の適用額が1000ドルから1500ドルと増えたためです。(once in a lifetime 一生に一度適用・・・という条件付)



不良婆の場合、矯正を必要とする理由は、”歯並び(下の前歯がジグザグに窮屈に並んでいるので)の美しさ” はもちろんなのですが、実は噛み合わせの問題を解決するためなんです。


後ろの歯を押し出したり、前の歯を抑えたりしないと、歯茎の下がりや奥歯への負担は今後も続き、年齢とともにひどくなっていくであろうという事。 さらには、噛み合わせ不良で顎がねじれ、顔が歪み、首や肩の筋肉が慢性的にこり・・・。
 
このままでは上顎が前方にずれて『イヤミ婆』と変貌していくことが予想されるそうです。
シェー!

 



奥下3番目のインプラントが終わる予定の半年後にInvisalignインビザラインで矯正を始めることになりそうです。 





今のワタクシの教訓
KEEP CALM AND SAVE MONEY 冷静に節約せよ
 
 

働けー!毎日ご飯を美味しく食べるために。

 

2013年9月23日月曜日

ANAのお・も・て・な・し

業務連絡:10月月末より10日間ほど東京へ行くことになったので、宴会のセットアップをしてくれたまえ。えっへん!




婆ちゃんは6週間の滞在中に、食べて食べて食べまくり、大満足で敬老の日にSan Jose Mineta Airportより日本に帰って行きました。

滞在中には多くの皆さんにお世話になり、飲茶、メキシカン、寿司、ラーメン、ハンバーガー、中華、"恒例The end of summer BBQ at T家" 、Nagiba姐さん家でお別れパーティー(写真下3枚)まで開いてもらいご機嫌上々。

 



6週間婆ちゃんと一緒に過ごして肝に銘じたのは:
『幼子怒るないつか来た道、年寄り笑うないずれゆく道』
もっと許容範囲の広い人間とにならんとあかんなあ、、、と反省しております。
時次郎シェフありがとう。



往復利用したANAのSan Jose⇔成田直行便。
帰りも”ANAシニアらくのりサービス”をお願いしてあったおかげで、安心して婆ちゃんを送り出すことが出来ました。

San Jose空港ではセキュリティーを通過するまで、成田空港ではなんと!宅配便を送り出すまでスタッフの方に面倒をみて頂いたのだとか。

こんなきめ細かい心遣いは日系の航空会社しか出来ませんもん。
o(*≧◇≦)o
アメリカの航空会社なら”有料サービス”となることでしょう。
万歳、寿司極小国のお・も・て・な・し!




その婆ちゃんですが、今は中野の姉ちゃんとこにお泊りし、”やっぱり日本は何でも美味しいねえ~。高いけど・・・。” と、のたまっている様子です。

3日前には六本木ヒルズ、2日前は東京ミッドタウン、昨日は浅草で好物の駒形どじょう鍋、そして今日は日本橋でお蕎麦をすすっているところを目撃されております。

婆ちゃんの食欲に国境なし。ヾ(^O^;)




一方ワタクシは、溜まりに溜まったお仕事を片付けて、少しでも収入を得なくては、にっちもさっちもどうにもブルドッグ♪ な状態となっております。

その危険な経済状態に陥った状況に関しましては次回のブログでご紹介いたします。

次回の登場人物はイヤミさん。
『シェー!』


 

2013年9月8日日曜日

Life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get. 人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない

サンタモニカ天然息子がボロ車を転がして婆ちゃんに挨拶しに来ました。
 
婆ちゃんと息子が会うのは約一年ぶり。
奴が社会人になってからは初めてです。
 
数年前までは、よく高校生に間違えられていた息子ですが、ずいぶんと大人っぽくなりました。
 
婆ちゃんのバースデー・パーティーに来て、仕切ってくれるはずでしたが、仕事がたて込んだ為に一週間遅れの訪問となりました。
 
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左から婆ちゃん、天然息子、一郎爺(爺にとっては久々の”シャバ”です)
 
サンノゼにはたった16時間の滞在。
 
翌々日、奴は大都会ニューヨークでへ飛んでいきました。
アリゾナの砂漠やら、メキシコのビーチやら、大自然をロケ地にすることが多かったようなので、仕事でNYへ行けると大喜びしています。
 
ただ、”今回の撮影でヘマをしたら首が飛ぶ” らしく、珍しく緊張しているようでした。
まあ、飛んだとしても大した首じゃないなあ~なんて思いますけど・・・。
 
この天然息子には”飛行機乗り遅れ”、”飛行機乗り忘れ” 等々前科があります。 
天然と呼ばれる所以です。
 
今回も、我々サンノゼ留守番家族の話題に上ったのは・・・
 仮説1:NY行きの飛行機に乗ったつもりがアラスカに着いている
 仮説2:時間を間違えて乗り遅れている などなど。
 



ちゃんとNYに着いたみたいです。ほっと安心。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
婆ちゃん乗っけて Monterley~Carmelへ。
Carmelに来るのは何年ぶりだろう・・・。
 
 
何故か一郎爺が大好きなBubba Gump Shrimp Co
"小腹が減った・・・”と、ずんずん店内へ入って行っちゃいます。
  
ここって、お値段が観光客価格なんですもん。(´Д`_)ハゥ
 
Forrest Gump(フォレスト・ガンプ/一期一会)はThe Shawshank Redemption(ショーシャンクの空に) と同じくらい、繰り返し何度も観ている大好きな作品。
ウェイトレスさんが出す ”Forest Gump関連トリビアクイズ~” にもちゃんと答えられましたよ。
 
ただ、このキャッチフレーズは忘れていました。
Forrestのお母さんがいつも言っていた言葉:
Life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get. 人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない
 
『うん。うん。』と思わずうなずきます。

 
 
Carmelの街並み

古きを残し緑あふれる街づくり
 

Carmelを歩いていて見かけるのは、めっちゃ金も暇も持てあましている品のよい住民の方々はもちろんですが、皆様が連れている美しいお犬様方。

Carmelはレストランやホテルもお犬様同伴で楽しめる、ペットフレンドリーな街。Most Pet-Friendly City: Carmel-by-the-Sea

 
CarmelのAnthropologieにはお犬様関連コーナー(写真左上)があり、お犬様柄お茶碗(写真右上)なども。






婆ちゃんは買い物よりも、行き帰りの道の両側に限りなく広がるアーティチョーク畑や、一列に並んでイチゴを収穫する労働者達を見て驚いていましたけど・・・。


 

2013年9月2日月曜日

夏のYosemiteヨセミテ、××に襲われるの巻

Yosemite National Parkの西側を含む山林が燃えています。既に東京都23区を合わせたよりも広い面積が焼失したとか・・・。
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2013/08/108378.php
Yosemiteへの通り道のHighway120も、消火活動のために一部通行止めとなっています。


せっかく、Yosemite Lodge連泊も予約したし、婆ちゃんの『冥土の土産に一度は行きたいヨセミテ』だし、、、。

水と食料を車に積んで、Highway140経由で出かけました。Highway120よりも若干遠回りかもしれないけれど、”いろは坂USバージョン”みたいな、くねくね道が続く120よりも運転しやすかったです。



天気は快晴。心配していた山火事からの煙もなく、視界はクリア。
 
ヨセミテはそのまんま。
 『どーん!』
El Capitanに驚愕する婆ちゃん
 『ずどどーん!』
Gracier Pointより

 『ずどどどどーん!』
 



部屋からの眺め
Yosemite lodgeの部屋は、2段ベッドとダブルベッドのFamily Bunk Room。
部屋から出ると、すぐにトレイルと草原が広がり、眺めも壮大です。



 
 
次の日は、お腹をすかせて恒例Ahwahneeアワニー ホテルの朝ごはんへ。
 
え?シェフがその場で作ってくれるオムレツはどこ?
楽しみにしていたのに・・・。(泣き崩れ号泣)
 
種類は少ないし、スモークサーモンは塩辛いし、、、。
 
お値段据え置き($25)でクオリティーを落とした?(゚口゚;)
 
まあ、婆ちゃんが喜んでくれたし、ホテルとレストランの雰囲気を味わえたので良しとしましょう。(このクオリティーなら、もうここへ朝食を食べに来ることはないでしょう。。。)
 
 
 
 
 
 
ドライブ旅行には必須のカセットコンロと鍋釜。
 
パスタとサラダでも作って、部屋の外のテーブルでワインでも飲みながら晩ご飯を楽しむとしましょう。
 
 
 
すると、突然お客様がやって来たの。
 
 
どこから現れたのか、気がついたら一郎爺のサラダをばくばく。
 
 
サバ缶にもパスタにも目もくれず、ばくばくばく・・・・。
 
すごい食欲。
 
 
そう、この方はベジタリアン。
 
 
ワインを片手に固まる一郎爺

固まったままの一郎爺
 
 
注:野生動物に餌をやってはいけませんが、野生動物に襲われた場合は例外でしょう・・・。
 
小鹿を連れたお母さん鹿でした。(:_;)
 
『もっとサラダを出さんかいー』と部屋の外から無言の要求
 
 
婆ちゃんは”冥土の土産がまた増えた!”と大喜びでした。
 
『熊』じゃなくて良かったー。
 
熊だったら冥土へ直行してますね。
 
 
 
 
 
過去のブログ

リベンジ('ー') 夏のYosemiteヨセミテ

リベンジ夏のYosemite (゚ロ゚;) 水がないっ

『アワニー』で朝食を。

ヨセミテ爺捨て山