2008年5月26日月曜日

ほったいもいじるな&あげどうふ





ご近所さん所有のこの車。もう3ヶ月以上もトランクをガムテープで止めたまんま毎日走っています。トランクが閉まらなくてもとりあえず走るもんね。

ピーカピカの高級車が多く見られると同時に、ブレーキランプが片方点かなくても、バンパーが落ちかかっていても、でこぼこでも、移動手段として、とりあえず走ればいいというボロボロの車が堂々と走っているのも事実。


What time is it now? (今何時ですか?) は、”ほったいもいじるな ”

I get off. (ここで降ります) は、 ”あげどうふ” といえば通じます。

カタカナエーゴでは通じないという有名な実例です。

アタシが中学一年生で産まれて初めて英語を習った先生は、東北出身ズーズー弁の残るおっさんでした。

大きな声で ”イズ・ズス・ア・ペン?”、 ”ノー、ズズ・イズ・ア・ブック”と読ませられ、ズーズー弁英語の洗礼を受けたっけなー。(因みに東京都です)

毎週Richardリチャード先生との勉強会は続いています。

アタシは彼に寿司小国語を教え、彼にはエーゴを教えてもらいます。

無料家庭教師みたいで、本当に有り難いです。

今週は”Robot”ロボットの発音を散々直されました。

”違う。ちえたこ。もっと口すぼめて舌をまるめてロ・ロ・ロ。言ってみな。メグだ。”

”口をでかく開けて、だ。ボじゃない。ロバーーート。”

先週は”Salmon"サーモンの発音。じゃなくてセ・セ・セーーーモン

あーあ。「ネイティブのようにきれいな発音で話す」ためには地道で、格好悪く、地味な努力が必要なんですな。

でもね、いつも感じるのはエーゴは「コミュニケーションの手段」であること。言いたいことが相手に伝えられるのが大切なことだと思うのです。

文法や発音が間違っていても、自分の意見を持ち、中身のある話をする人の方が尊敬されるのがこの国。その点、寿司小国人の方々(アタシを含め)はかなり努力が必要です。Debate討論になると自分の英語力の無さを痛感してしまいます。

言いたいのにエーゴで言えない。伝えられない。悔しい。

Richard先生は大勢の寿司小国人奥様方を教えています。クパティーノという場所柄、寿司小国人が多く住むということもありますが・・・。

彼の悩みは”どうすれば消極的な寿司小国人奥様方にエーゴを話させることができるか・・・”なんですと。

学校へエーゴを習いに来ている寿司小国人奥様方はむしろ積極的な方なんじゃないかなあーとアタシは思います。

奥様方の中には、エーゴ&アメリカ人恐怖症で、あまり外にでなかったり、寿司小国人としかお付き合いしない人が多いそうですから。


今週のRichard先生とのお勉強:わかりにくいビジネス表現
『善処します』 『検討します』 『また連絡します』: これらの表現が持つ、独特のニュアンスは寿司小国人でないと理解できませんよねー。


Richard先生は来月から2ヶ月間世界半周旅行へ出かけます。まず父の日に東海岸の実家へ行き、お父さんに会い(親孝行だ!)、ヨーロッパ、トルコ、南インド・・・・。南インドで生き延びることが出来たら最終目的の寿司小国です。彼はこれまでに仕事で7回寿司小国を訪れた事があります。
Quarky.Japanというホームページは彼に教わった”ガイジンから見た日本のヘンテコリンな習慣や文化等を紹介”しているウェブサイトです。因みに"quarky"というのは奇妙な・風変わりな、という意味の単語です。ガイドブックには載っていない寿司小国の実態が伝わり、実に面白いサイトです。写真ブログもこれまたいい。

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