Whole Foods前のかぼちゃたち |
World Marketのハロウィーン飾り |
World Market |
同じくWorld Market クリスマス飾り |
World Market |
店内にはハロウィーンとサンクスギビングとクリスマスが同居。
この季節の巷のファッションも季節がごちゃごちゃ。
ロングブーツに皮ジャンで決めたおネエサンが闊歩する横に、短パンとビーサンのおネエサンも。
“幽霊メンバー”だけど、ブッククラブに入っていて良かったと思うのはこんな本に出会ったとき。
テーマが “安楽死や介護”という、自分ではまず選ばないであろう重たいテーマの本。
『Me Before You』 by Jojo Moyes
課題図書だから仕方なくKindleで購入($7.99)し、なにも期待せずに読み始めた。
ストーリーもエンディングも知らないからか、予想外に引きずり込まれて大感動してしまった。(;д;)
おーいおいおい(泣)
イギリス英語なので、分からないスラングやイディオムが沢山あったが・・・。
あらすじ:
交通事故で脊髄損傷による四肢麻痺となる以前のWill Traynorは、仕事では数百万ドルのビジネス取引をまとめ、プライベートでは世界中を旅行し、スカイダイビングや登山や美しい女性とのデート、、、と人生を謳歌する活動的な若者だった。
交通事故で脊髄損傷による四肢麻痺となる以前のWill Traynorは、仕事では数百万ドルのビジネス取引をまとめ、プライベートでは世界中を旅行し、スカイダイビングや登山や美しい女性とのデート、、、と人生を謳歌する活動的な若者だった。
一方、カフェで働くLouisa Clarkが知る世界はイギリスの小さな田舎街のみ。
Willの母親は心を閉ざし家に引きこもる息子の介護&身の回りの世話をするために失業したLouを雇う。最初はLouに対し辛辣な言葉を浴びせ横柄な態度で接するWillだったが、彼女の純粋で底抜けに天然な性格に徐々に癒されていき、二人の間には愛情が芽生えていく。ある日Louは、Willが6ヵ月後に自身の“尊厳死”を決めていた事実を知る。悲嘆にくれるLouだったが、なんとか彼の決意を変えさせようと東奔西走を始める。
タイトルの“Me Before You”の意味は、読み終わってから じわーっと分かってくる。
尊厳死や四肢麻痺という重たいテーマなのに、単なるお涙ちょうだいラブストーリーではない。
読み終わった時、勇気を与えられる本。
テーマの尊厳死つながり・・・ということで、2年ほど前に観て強烈な印象が残った、HBO制作ドキュメンタリー『How to die in Oregon』を思い出した。
オレゴン州では、末期がん等、現代医学では治療不可能な病などで苦しむの患者に、Physician-assisted
suicide(医師の立会いの下で)自ら命を絶つことを選択する権利を認めている。世界ではスイス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ。アメリカではWashington州、Vermont州、Montana州で同様の法律が制定されているらしい。
映像は自らDeath witht dignity尊厳死を決意した患者たちの最後の日々を追っていく。 尊厳死を選んだ人々の表情は驚くほど明るくみえた。 痛みや辛さに耐えながら回復する見込みの無い病と闘うこと、病院の部屋でチューブにつながれて無意識と意識の間をさまよいながら死ぬことを拒んだ勇気のある選択。
担当医師が薬を処方し、患者本人は納得した上に服薬し、愛する人達に囲まれて眠るように亡くなる。
「尊厳死」をめぐる議論が寿司極小国にどの程度浸透しているのかは知らないが、不良おばちゃんはオレゴン州の住民になりたい・・・と真剣に思うよ。
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