2013年7月23日火曜日

読書は楽しい:Fall of Giants, Winter of the World, Crazy Rich Asians, And the Mountain Echoed

 
 
  
最近読んだ本で面白かったもの 
 
 
 
たまに顔を出すBook Clubでの課題図書だったので、仕方なく読み始めたら、引き込まれて一気に読んでしまった。
 
激動の20世紀ヨーロッパを舞台に繰り広げられる馬鹿でかいスケールの歴史巨編。第一次世界大戦勃発からロシア革命に至る時代のイギリス・ドイツ・ロシア・アメリカ等を舞台に、身分や国籍の違う主人公達が絡み合い、時代を超えて逞しく生き抜いていく。

もともと良く理解できていないヨーロッパ近代史が、この本を読むと不思議と分かってくるから驚きだ。


『巨人たちの落日』という邦題で翻訳されているらしい。
 
こりゃあ、映画かドラマになることは間違いなし!
 

 
 
 
 
 
 
20世紀をテーマにした”ミレニアム3部作”の第1作目が、『Fall of Giants』。
 
そして第2作目が 『Winter of the World』 が最近読んだ本で面白かったもの その2。
 
 

 

 前作で登場した主人公たちの子供たちが成長していき、ストーリーは
ナチス・ドイツ の台頭~第二次世界大戦勃発~冷戦の始まりに突入していく。(1933年から 1949年)

3作目(完結編)がの発売が待ちきれないよ。









最近読んだ本で面白かったもの その3 
『Crazy Rich Asians』 by Kevin Kwan
 
 
 
抱腹絶倒!お腹を抱えて笑いながら読んだ。
 
 
ABC (American Born Chineseアメリカ生まれで、なんとCupertino育ちという設定) のRachel Chuは、夏休みをボーイフレンドNicholas Youngの誘いで、彼の故郷シンガポールで過ごすことにした。
彼女が知らされていないのは、Nicholasの実家がCrazy Rich名門大富豪だったこと。
Rachelを待っていたのはCrazy richな一族を取り仕切るNicholasの母と祖母とその取巻きや親戚一同だった。
プライベートジェットと豪邸と別荘とオートクチュールと宝石と成功と家柄とプライドと虚栄心に取り付かれているシンガポール華僑の世界・・・。
 
Old Money vs New Money 世襲資産家 対 新興リッチ
Overseas Chinese vs Mainland Chinese  華僑 対 中国本土の中国人、、、と 中国人(不良おばちゃんは肉まん大国人と呼んでいるが・・・)と一言に言っても、中国本土・香港・シンガポール・台湾の華僑・アメリカの華僑間では摩擦・対立があるのねえ・・・。この人達に共通することは、お金が大好きなことだろうな。
 
続編がある予感。
この作品も映画にしたら面白いかも。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 最近読んだ本で面白かったもの その4;
 
 
 

 
 
今回も最後の1%で号泣・・・。 

この本はRumiの詩で始まる

 
Out beyond ideas
of wrongdoing and rightdoing
there is a field
I’ll meet you there
—J ELALUDDIN RUMI, 13th century

Rumiに関する過去のブログ⇒ポチ

前2作ほどのダイナミックさは無かったが、貧しさの為に引き裂かれてしまった兄と妹の別離・家族の絆などをストレートに描いている。

Hosseini氏はサンノゼに住むローカルな方。
医師・作家としてだけでなく、自らThe Khaled Hosseini Foundationを設立しアフガニスタンの孤児達へのサポートを行っている。




 

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