2008年11月28日金曜日

不良DNAの成せる業

40歳を越えたころからだったっけ、



『似てる』



『そっくり』 と良く言われるようになったのは・・・。







仲間由紀恵に。




















冗談だよ。



冗談だってばー。


実の母に似てると言われ始めたのよ。
あの強烈火の玉バアさんに・・・。とほほ。

強烈火の玉バアさんは背の低いアタシよりも更に10センチ背が低く、その上横幅もある。その丸いドラミちゃん体型で、バアさんは”転がって”歩く。
騒がしくワガママで自己主張の強いバアさんである。

『似ている』と言われ始めた当時は”冗談じゃないよ!”と否定し続けていたが、最近写真に写った自分の老けた顔を見ると避けられない事実みたい。

写真の中の顔は、お肉が参勤交代しちゃってどこから見ても老け顔。
説明しよう。参勤交代とはニュートンの万有引力で、お顔のお肉が”下にィ~下にィ~”と垂れ下がっていくことである。


寿司小国に住んでいた頃は、毎月エステに通いそれなりにお化粧やスキンケアにお金も気も使ってた。
寿司小国という国に住むと、良いのか悪いのか外見にとても気を遣うようになるよね。
優雅に美しく老けていくはずだったのに・・。
絶望感。
諦め。
今ならまだ間に合うかもしれないと藁にもすがる思いでマッサージしてみた。
ああー面倒くさーい。


外見はDNAの成せる業なんだから仕方ないと開き直る。
抵抗しても無駄。



その強烈火の玉バアさん といえば、毎年12月になると寒い寿司小国の冬を避け、古い友人達の待つ第二の故郷タイのバンコクへ出かけていく。


愛するジイさんが天国へ旅立って5年。
ジイさんとバアさんが通算10年間過ごした赴任地のバンコク。


家族や友人達とジイさんの遺灰をメナム川に散骨しに行ったっけ。
バアさんは、12月のジイさんの命日には必ずメナム川に行き花をたむける。


ところが今年は反タイ政府団体が空港の封鎖を続けており、飛行機も欠航。封鎖されている両空港に対し非常事態宣言が発令されている。

12月3日の便に乗るとか言ってたバアさんだが、雲行きが怪しいことになってきた。

バアさん本人は、『大丈夫よー。タイの事だもの。その内なんとかなるわよー。』と、自分だけは無事にバンコクへ飛べると信じている。かなりおめでたい性格である。

でも、アタシも”なんとか飛べるんでないの?それまでに解決するかもー”なんて思う。
心配していてもしょうがないし・・・。
タイの空港が閉鎖していたら、代わりにベトナムでも行ってきたらいいじゃん・・・。


不良おばちゃんの”熱帯地方特有ゆる~い性格”は、青春時代をバンコクで過ごした影響なのだと思い込んでいたが、これも強烈火の玉バアさんから受け継いだDNAの成せる業なのかもしれない。 


説明しよう。ここでの”熱帯地方特有ゆる~い性格”とは、『お腹がすけばバナナをもいで食べ、のどが渇けば椰子の木に登り椰子の実ジュースを飲む、あくせく働かなくてもなんとか食っていけるさーという超楽観的パーソナリティー』のことである。 同義語:ちゃらんぽらん

どうやら外見だけじゃないらしい、恐るべき不良DNAの成せる業。

0 件のコメント: