雨上がりの街を2週間ぶりに走った。
約10キロー12キロの道のり。
重たい身体をひきずって。
えっほ、えっほ。。。。
Guadalupe River Trail |
Great Americaの隣に建設が進む49ERSのスタジアム
信号のポールの張り紙 |
LOST DOG 迷子の犬かあ、かわいそうに、、、。
こちらも張り紙 |
Missing? 失踪?
警察には届けたけど、自分達でも張り紙をしたりして探すっていうことかな?見つかったのかな。
尊敬するFatemehが乳ガンの手術をした。
“ステージ1だから大騒ぎしてくれるな”と本人は主張するけど、年が年だけに心配で手術の前に励ますためにお家にお邪魔してきた。
トルコ式チャイは2段のポットで入れる。下のポットでお湯を沸騰させ、茶葉を入れた上のポットを蒸らす。 チャイは濃く淹れて下のポットで沸かしたお湯で薄めて飲む。時間と手間はかかるが、茶葉がしっかり開いているので香りが良い。
お茶の時間にお邪魔したのに、色々と用意してくれていて恐縮しちゃう。
Coucou Kuku SabziまたはCoucou Sabziはハーブやズッキーニ入りの甘くないオムレツ。 |
1979 年のイラン革命を機に4人の娘を連れて祖国イランから米国へ移住して約30年。
80歳過ぎというのに、頭脳のシャープさは金曜日のクラスでピカイチ。討論中心のこのクラスで、英知に富むFatemehの存在は欠かせない。
近所に住む娘家族に頼ることなく、一人暮らしをしている彼女の強さや前向きな姿勢は単に『自立している』という言葉では表現できない。“老いること”さらには“死ぬこと”を正面から受けけ止めている崇高な人である。
アメリカで彼女のような“Mentorメンター”に出会えたアタシって果報者。
Fatemeh推薦の本 その1:
The Forty Rules of Love : A Novel of Rumi by Elif Shafak
13世紀のペルシャの哲学者/詩人Rumiの生涯と、現代に生きる女性の人生とを織り交ぜた小説。 エーゴのレベルは難解だった上に、登場人物が多いので誰が誰なんだかわからなくなり読破に3ヶ月以かかった。がんばって読んで良かったと最後に思える作品。
実はRumiルーミーはアメリカで最も愛されいる詩人/哲学者なんだそうで、詩集は多く英訳され出版されている。但し、Rumiの詩をどのように解釈して英語に訳すかによってニュアンスが違ってくるので、誰が翻訳しているのか・・・が問題。
Rumiの詩で比較的わかりやすいもの:
☆We love: that's why life is full of so many wonderful gifts.
☆The only lasting beauty is the beauty of the heart.
☆Since in order to speak, one must first listen, learn to speak by listening.
☆Only from the heart Can you touch the sky.
Fatemeh推薦の本 その2:
Tuesdays with Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson by MITCH ALBOM
大学の恩師Morrieの余命が数ヶ月しかないと知ったMitchは毎週火曜日に病床の先生と人生について語り合うという感動の実話。
読みやすいエーゴで書いてあるので2-3日で読める。
さて、Fatemehの手術はOut Pacient Surgery日帰り手術専門のPalo Alto Medical Foundation Dr. R. Hewlett Lee Surgecenterという施設で行われた。
米国ではほぼ7割のsurgery手術が日帰りで行われていると言う。
日帰り手術のPros and Cons
PROS:時間がセーブできること、自宅で快適に過ごせること、入院費用が抑えられること 等々。
CONS:即座にドクターやナースにお世話になれないという精神的な不安、手術後のケアをしてもらう家族が必要なこと、通院する手間がかかること、痛みや合併症に即座に対処できないこと 等々。
麻酔やリカバリー等の医療技術の進歩により、日帰り手術は今後も増えると考えられているそうだ。
手術=入院
という寿司小国での常識がこちらでは非常識となりつつある。
さてFatemehの手術は無事に終わった。
ところが
ろころがである。
切除したTumor腫瘍の奥にもTumorがあることが解り、なんと再手術することに。
1度目の手術のちょうど1週間後に2度目のOutpacient Surgery日帰り手術。
不良おばちゃんの叫び:”入院させてあげて!80歳過ぎてるんだからお願いー!”
その後、感染症や痛みや毎日の通院(点滴を受けに)からくる疲労感、毎日取替えひっかえ何人ものスペシャリストと称するドクターに会うストレス、食欲不振で6ポンド(約3キロ)も体重が減り(元々彼女はガリガリに瘦せている)、2度目の手術から3週間経って、やっと徐々に元気を取り戻してきたという。
なにしろ前向きなFatemehは『Cancer Freeになったからもう大丈夫~!』と電話口で元気に話す。
アメリカの医療技術は最先端なのは解るのだが『日帰り手術が常識』という常識に感覚がついていけないのは不良おばちゃんだけだろうか。
告知
新年度にあたり、次回より『寿司小国』をダウングレードし、大変残念ながら『寿司極小国』と呼ばせていただくこととします。え?国債かって?
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