2012年2月3日金曜日

不良おばちゃん スティーブ・ジョブス宅に参上 ・・・・・・・・・・ して追い返される  の巻き


12月と1月のBook Clubブッククラブでの課題図書はスティーブジョブスの伝記、『Steve Jobs by Walter Isaacson』 だった。

 

アタシは毎度の事だが落ちこぼれ、未だに本の40%(Kindleキンドルではページではなくて、パーセンテージで表示される)の辺でうろうろしている。Steve Jobsが結婚してPixerでトイストーリーが大ヒットした40歳の頃。



この本では、シリコンバレーがシリコンバレーと呼ばれるに至るプチヒストリーも一緒に追っていく。 近所の地名やお店なども登場することもあり、Steve Jobsは身近な存在として感じられるようになった。

表紙


彼の人格に関しては自己顕示欲のかたまりで、傲慢で、人をだまし、泣き喚き、社員のアイデアは盗み、Reality Distortion Field(何と和訳しているのだろうか、現実歪曲空間?)自分に都合の良いように現実を歪曲してしまうこと等々、、、 読んでいてかなり痛い。去って行った人たちも、残った人たちも、彼の回りに居た人々はさぞかし大変だったことだろうなあ。



Kindleバージョンが9.99ドルだった時に買ってKindle Fireにダウンロードして読んでいるが、知らない単語が出てくると即座に辞書機能で意味を調べられるんだ。調べた単語はハイライト機能を使ってマーカーでしるしをつけておき、後で復習も出来るから便利。


近視と老眼に悩まされるおばさんにとって、有り難いのは文字のサイズが8段階に変更できること。例えばジムでステッパーをえっちらほっちら踏んでいるときは眼鏡なしだから大きな文字サイズを選んで読むことが出来る。

シンクロ同期画面
iPhoneのKindleで読んだ後、Kindle Fireで同じ本を開くと、”あんたiPhoneでこのロケーションまで読んでまっせー、同期しますか?”って聞いてくる。iPadのKindleでもパソコンのKindleでも同様。かしこいなあ。







それにしても和訳版には驚いた。

上・下 刊に分かれていて両方買うと3,990円?高っ! 

残念な和訳版表紙。
因みに米国で本は 17.49ドル(約1400円) キンドルバージョンは14.99(約1200円)ドルで販売されている。



表紙も寿司小国版は異なっている。

余計な物を極限まで削ぎ落としたシンプルさと、デザインの細部に病的にまでこだわった彼の一生を綴る本の表紙がこんなことになって悲しい。
彼の一生に敬意を表するのなら、出版社にはこの辺のニュアンスは理解してほしかった。
講談社さん、Steve Jobsが激怒して化けて出てくるよ。
口癖だった“This is Sxxt!!!! この表紙は××だ!” って、、、。







彼のお気に入りだった日本料理店 Palo Alto California Ave.の陣匠JIN SHOでランチしよう…ということになったのも、”残された日々、ごく親しい友人達をこの店に招待した”という新聞記事を読んだから。


どうせ行くなら途中にある彼の家に寄って“Pay Respect 敬意を表して”か らJIN SHOに行こう…ということになり、Carpool乗り合いで5人で出かけた。


住所:2101 Waverley St. Palo Alto
Old Palo Altoの素敵な街並みのWaverley StreetとSanta Rita Avenueとの角地にある。

Waverley Street側から見たお家

”This is it! I've seen it in some picture! これだよ、写真で見たこと有るもん!”と車を停めようとしていたら、どこからとももなく怖い顔のおっさんが立ちはだかった。


おっさん、手に携帯電話みたいなトランシーバーみたいなもんを持っている。

”You guys can't park here and you can't take photos from this street! ここに来車停めんな。写真もだめ。シッツシッツ!"って超感じ悪い。

”シッツシッツ!”っと言ったセキュリティー担当のおっさん



これには運転していたNattayaはビビッってしまったが、ぐるっと一回りしてWashington Ave.に車を停めて歩くことにした。
おっさんはSanta Rita Ave.側から写真を撮ってはいけないとは言ったが、Waverley側から撮ってはダメだとは言わなかった。
エントランスがある側だからプライバシー侵害やら近所迷惑にもなるからなんだろうなあ。
迷惑にならないように静かに歩いていこう。

Santa Rita Avenue側
 車から写真撮っちゃってるし、、、。

Santa Rita Avenue側にあるエントランス

ちゃっかり記念写真撮ってる
Appleで上半身を隠してみた

Billionaireにしては高い塀や木々等に囲まれていないし、意外にこじんまりしたチャーミングな邸宅。 子供達を普通の環境で育てたかったのだとか。




そしてCalifornia Ave.の陣匠JIN SHO。
Tedの弁護士事務所はこの何軒か先の2階にある。


1時半近くだったのに、お店は満席。

ランチメニューの中からセットメニュー(2品選ぶ)をチョイス。
ランチセット16ドルの例
写真を撮り忘れたが、ソフトシェル蟹と鶏味噌ドレッシングは良いお味だったー。アンガス牛の陶板焼きは普通。


はまちとハラペーニョ柚子醤油(写真左上)は最高!だけど、あと20切れくらい食べたかったー。天ぷらは衣が分厚くてダメだったけど、、、。
 
何が一番美味しかったというと実は『お味噌汁』。
お出汁からきちんと丁寧に作られたお味噌汁をいただいたのはは久々だった。
お茶も美味しかった。
流石だなあ。
日本料理店のグレードは日本茶と味噌汁で決まる?
 
今回は、絶品と賞賛されているお寿司を食べなかったので、次回は是非ともディナーで新鮮なお寿司をいただきたい。
 
Steve Jobsのここでの最後のメニューは好物の鯖のにぎり。オーダーしたが食べられずに鍋焼きうどんを頼んだのだとか。(:_;) こりゃあ悲しい、、、。
 
 
 







次回のBook Clubの課題図書は
Boomerang: Travels in the New Third World  by Michael Lewis 

この本は無理。理解不可能だからパス。パス!


 

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