2011年5月8日日曜日

『不良おばちゃん参上!』

SEARSのSan Antonio Shopping Center店も今月中旬で閉店。















Lands' Endも含め30%オフだって。


しかし。しかーし、肉まん大国ケチ道師匠の教えによると、全品30%オフは”買い”ではないらしい。
残念ながら、この店で買いたいものなんかないけどね。















体育館か倉庫みたいに、ただ単に広いだけの”安かろう悪かろう”田舎の洋品店/雑貨店みたいな印象だし、この品揃えじゃあ清算されちゃうのも仕方ない。
時代なのかなあ。






時代といえば、Highway101から見える、Moffett Fieldのこの建物、老朽化したHangar-One(巨大飛行船の格納庫)に行って来た。

バナナを食べながら気長に待っていた甲斐があり、ついに世界征服の機会が訪れらしい。


Moffet Field内のNASA Ames Research Centerで働くRichard。
『おまえ特別に入れてやるから、人の出入りが激しいランチタイムを狙って来い。』
『マジ?マジ?おまえアメリカ人にしちゃあいい奴だなあー。』


Hangar-Oneの無機質で地味な壁に
『不良おばちゃん参上!』
とカラフルな落書きしたい。


スプレー缶が余ったら『F××K Koch Brothers!』
とか『PRAY FOR JAPAN』とか書こうか・・・。


あ、犯人が寿司小国人だとばれたら、外交問題に発展するからPray for Japanはやめておこう。




そうなると『不良おばちゃん参上』も寿司小国語で書いたらアカンっていうことかい?ううむ。どうする。


エーゴで”不良おばちゃん参上”はどう訳すんだ?
















注:上の写真は勝手に想像して合成したイメージ図です。

Moffet Fieldは海軍航空部隊の基地なので、中に入るにはゲートを2箇所突破しなくてなはらない。















1個目のゲートは運転免許書を見せるだけでなんてことなく入れる。
『おばさんどこ行くだ?』と聞かれると
『友達とBarcelona Cafeでランチするだー。』と答える。

















2個目も内部手引き者がいれば、大したことない。 へへっ。
こんな程度のセキュリティーで軍事技術の漏洩は大丈夫なのかしらん。



1930年に建設が始まったというから、80年以上になるというこの基地。
広いよ。広い。テニスコート、住宅、プール、広場、オフィスの建屋、倉庫、、。
横田基地内に住む友人宅に遊びに行くことが多々あったが、あそこと同じアメリカ軍基地の匂いだ。















古い。なんだか閑散としている。使われていない建物の方が多い?
フィットネスセンター、ガソリンスタンド、マクドナルド等はなくなっている。




この辺はGoogleが再開発して社員用の住宅を建てることになったらしいが、会社まで自転車で10分程度で通えるじゃないの。















(写真上)おばあちゃん一人で営業しているMoffet Air Field郵便局がなんとも寂しい。


一方通行の道が多い。 ぐるぐる回ってやっと着いた、Richardの働く建屋、N-210。おお、Hangar-Oneの目と鼻の先ではないかーーー。
興奮するど。















ウィキペディアによると、Hangar-Oneは巨大飛行船Macon号を入れるために1933年に建造され、その大きさは長さ1,133 feet (345 m) 幅308 feet (94 m) 高さ198 feet (60 m) 。


目の前で見ると、その巨大さに圧倒される。でかっ!















現在Navy海軍が資金を出し、Hangar-One内側の壁のアスベストとPCBの除去工事中。
工事完了後の使い道は決まっていない。
コンサートホールとか映画の撮影所とかにしたらどうだろうね。
















え?柵?柵が巡らされている?

アスベスト除去工事でHangar-1のぐるりが厳重に柵で取り囲んである。
外壁に近づけない。

Abort!Abort! 落書き作戦中止だ。F××k!
ちっ、仕方ない。今回は撤退してやる。


仕方なく『Moffet Field Histrical Society Museum』というHangar-1の横の建物に立ち寄ってみた。















Admission Feeを5ドルも取るのか?と、びっくらこいて帰ろうとしたら、ボランティアでdocent説明員をしている退役軍人の爺ちゃんに引き止められた。

”ええから見て行っとくれー”と無料にしてくれた。


爺ちゃん、飛行機オタクのRichadとなにやら飛行船Macon号やAkron号の話で盛り上がっている。



当時の飛行船はflying aircraft carrier空飛ぶ航空母艦として使われていた。
空飛ぶ巨大飛行船から出入りする小さい飛行機・・・。


想像すると、まるで宮崎駿の映画の世界だ。
















1935年Macon号はMonterey Bay沖にて嵐に巻き込まれ海へ墜落。

Akron号も事故を起こして 墜落し、軍事飛行船としての役割を終えた。


第二次世界大戦以前の大恐慌の真っ只中で、アメリカではこんなドエライ軍事開発をしていたのか、、、。  
















MuseumではMoffet Fieldにまつわる様々な記録や記念品が所狭しと展示されている。

無料では申し訳ないのでDonationもして、おみやげ物コーナーでこの子達を買った。Marine,Army ,Navy, Air Forceのduckies。




きゃあーかわいいっ!
















Richardアリガト!今度御礼に家で和食作ってご馳走してあげるねっ!



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