2011年2月20日日曜日

Silicon Valley is a Huge Melting Pot

何を血迷ったか、今期は欲張って3つのクラスに登録してしまった不良おばちゃん。

まったく何を考えていたんだか・・・。
忙しくて首が回りましぇん。
キャパシティー・オーバーで、もう無理・・・。


入ってくる情報量の半分も咀嚼・吸収できずに垂れ流し。


このブログもほったらかしだし・・・。


だけど、お金を払って登録しているわけだから、通わないともったいない。
Mottainai…















顔にモザイクかけてみた。
火曜日のクラスの面々。


クラスメイトの半分はAu Pairで、フランス、ドイツ、スイス、スウェーデン、オランダ、オーストリア他から来た利発で積極的なティーンエイジャーのお嬢さんたち。

説明しよう。Au Pairはヨーロッパや米国他では定着しているNanny(住み込みのベビーシッター)をしながらその国の言葉や文化を勉強するというプログラムである。http://en.wikipedia.org/wiki/Au-pair


米国ではJ-1 ビザが与えられる。
ホストファミリーの子供達の面倒を見ながらCollegeカレッジ等の認定された教育機関で予め決められた単位を取ることが必須なのだそうだ。色々な経験ができてエーゴも上達しておこずかいもいただけるなんて、とっても良いシステムじゃない?寿司小国では浸透していないようだが、今後もっと広まるといいね。


高校を卒業したばかりの18歳-19歳の彼女たちは”お母さんの手料理が食べたい”だの、”ホームシックで6月までもたない・・・”とか弱音を吐いていたけど、皆ネイティブ並みにエーゴが上手だ。元々エーゴが話せることがAu Pairの条件らしいから当然か・・・。





最近イラン人の皆さんにお世話になることが多い。
お宅にお呼ばれ&4週間ぶっ通しでChelokababi でランチだ。

彼女達は見目麗しいだけではなく、教養と人間味のある暖かい人柄、加えて社交的でざっくばらんなので付き合い易い。感情が細やかで、常に相手の気持ちを察してくれるところは寿司小国人とよく似ている気がする。


イラン革命(1979年)をきっかけに、国外へ逃げることが出来るだけの資金と権力があった皆さんだから、元々インテリ・富裕層出身なのだろう。

祖国は“bunch of thugs 悪党の一団”に乗っ取られ、Mahmoud Ahmadinejad という名の“psycho 狂人”がPresidentと名乗って恐怖政治が続いている・・・と彼女達は嘆く。

めったに感情的にならない彼女達が、最近は人が変わったように興奮している。
なぜなら、チュニジアやエジプトでのデモによる政権転覆で幕を開けた中東民主化デモの連鎖はイランにも波及し、各地で大規模デモ反政府デモが起きているから。

“bunch of thugs”をたたき出し、第二のエジプトとなれるかもしれない、、、。やっほい!

祖国を捨てて、外国へ移住する以外の選択肢がなかった彼女達が、再び愛するイランで生活できる時が来るかもしれないっ。



3月21日Persian New Yearイランのお正月 を両親と一緒に祝う為に、Mitraは春休みを利用して再来週故郷へ飛び立つ。政情があまりにも不安定だと、フライトをキャンセルすることも考えているのだとか。

Mitraの両親は子供達の住むアメリカで老後を過ごすことを拒み、生まれ育った故郷に住み続けることを選んだ。元大学教授のお父さんはアメリカの個人主義・利己主義が大嫌いなので、人情深くて、人と人との繋がりを大切にするイランから離れられない。


確かにイラン人の皆さんの暖かいホスピタリティーには驚かされる。
来客があれば、もてなしまくる。

そもそもPot-luckポットラックという概念がないらしい。
「お料理大変でしょうから、一皿持って行きますよー」と、お客として呼ばれる側が料理一皿差し入れするはタブーなんだって。
呼ぶ側が料理をたっぷり(本当にすごい量!)を用意して、これでもかーーーっ、とおもてなしをするのがイラン流のホスピタリティーなのだ。
手土産には花束やワイン等を持って行く。


イラン人の皆様お勧めの本 『Persepolis ペルセポリス』は在仏イラン人女性による自伝漫画。




















イスラム革命からイラン・イラク戦争という激動の時代が一人の少女(作者)Marjaneマルジャンの等身大視点から描かれている。




















こちらは映画化された作品のDVD。第60回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。第80回アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表作品であり、長編アニメ映画賞にノミネートされた。




12歳で両親の元を離れて英国の寄宿舎へ入ったMitraと主人公マルジャンとが重なる。





そういえば、かれこれ2週間以上寿司小国語を使っていない。
あ、一郎爺と話す『ああ』だの『ふう』だの『うむ』だのという、とても会話とは言えないシロモノは別として…。

やばい。このブログだけは細々とでも続けて、寿司小国語を使う努力をしなくては・・・と思う。
『ふう…』

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