今回は米国歯医事情の続編です。前編は、ちょうど2年前に書いたブログ米国歯医者事情 『不良おばちゃん、性根が腐っているので三枚おろしにされる…の巻』 をお読みください。
運の尽き・・・運の尽き・・・運の尽き・・・(エコーをかけて)。
抜け出せない歯医者地獄
豚がネギを背負って再び歯医者にやって来た、、、いや、豚が ”高級オーガニックネギ”を背負ってやって来たというお話です。
今回は、クリーニングや定期健診の他に、歯並び(下の前歯6本他)を直したいと思っていたので、再度Invisalignインビザラインの見積もりをお願いしたかったのです。 2年前の見積りは約3200ドル。
セカンドオピニオンも聞きつつ、shop around(値段をあれこれ比べる)して、矯正をやる/やらない、を決めようと・・・。
Invisalignインビザラインとは:
Align Technology 米国アライン・テクノロジー社の開発したマウスピース型矯正治療「インビザライン・システム」。「目立たない」透明に近い、取り外しが可能な新しいアプローチの歯科矯正。
実はAlign Technology社は近所にある会社なんです。
製造はコスタ・リカの工場で行われているらしいですが。
しかし、オーガニックネギ豚を待っていたのは”Invisalignインビザライン以前に解決しなければならない問題の数々”だったのです。
問題1: 1本で1,000ドル、2本で2,000ドル
以前寿司極小国で治療した前歯(セラミック)が欠けているのでリプレース ⇒ いっぽん1,000ドル
2本隣の歯(部分銀歯)銀の部分を取ってみないと分からないが、多分侵食あり。笑うと歯が見える場所なのでセラミック。
⇒ にほんめ1,000ドル
ということで、一気に保険適用外のセラミック2本で2,000ドル。
シェ~!
問題2: 銀歯の奥に隠された『負の遺産』
寿司極小国で約7年前に神経治療した下の奥から3本目の歯がなんとなく怪しいので銀歯を取り除き、治療してResin compositeコンポジットレジンという樹脂を詰めることに。
”銀歯”は出来れば全て、お口の中から廃絶したい。
自己負担は約250ドル。
この時点で、こつこつと歯科治療用資金として貯めていた稼ぎは底をつきかけています。
ところが、レントゲン結果を見て唖然。
Dr.S: “Your tooth is fractured. 歯根が折れている。”
不良婆:“E、excuse me? な、なんですと~? 本当だ折れてる。”
シェ~!
Dr.S: “Your tooth is fractured. 歯根が折れている。”
不良婆:“E、excuse me? な、なんですと~? 本当だ折れてる。”
シェ~!
Dr.Sの呟き:“寿司極小国のRoot canal 歯根の根管手術ではMetal post 金属製の柱を使っていたのか・・・。折れ易いので、この国ではファイバーを使うのが当たり前だ。 この歯はextract抜かなくては。”
時代遅れのメタルポストがいけないのか、はたまた不良婆が硬いものをかんだり、強い力でくいしばったりしたのか? 歯軋りはしないはずだが・・・。
さあどうする?どうするよー?
おたおた・・・。
一郎爺が言った: 自分で抜けば?
奥から3本目(#29)の歯を抜くはめになりました。 歯医者さんで。
抜いた後の歯はブリッジかインプラントで再生するという選択肢があるらしいです。
一郎爺が言った:抜いたままほっとけば?
保険も50%適用されるますが、自己負担額はどちらも大きく、値段を比較してもそれほど違わないようです・・・4000ドル程。
さあ、セラミック2本で2,000ドルで驚いてシェ~!なんて言っている場合ではなくなりましたよー。
その後、インプラントという選択をしたオーガニック豚不良婆は、extract抜歯後、約6ヶ月間かけてbone grafting(インプラントが骨としっかり結合して定着すること)の最中です。
歯医者さんでは細かい見積もり/診療計画を出してくれます。
歯の番号と治療内容、治療回数、総費用、保険適用額、自己負担額等々。
治療や費用の事で、分からないことや不明なこと等はしつこく質問して納得してから出ないと、”Consent for Treatment 治療に対する承諾"にサインしてはなりませんぞよ。
この国でのInformed contentインフォームド・コンセントは徹底していますし、歯医者はサービス業なのでコミュニケーションは大切です。
Dr.Sですが、腕は良いし、治療の内容も分かりやすく説明してくれます。 費用も他の歯科と比べて平均的だということが分かっているので、信頼して治療を任せられます。
時代遅れのメタルポストがいけないのか、はたまた不良婆が硬いものをかんだり、強い力でくいしばったりしたのか? 歯軋りはしないはずだが・・・。
さあどうする?どうするよー?
おたおた・・・。
一郎爺が言った: 自分で抜けば?
奥から3本目(#29)の歯を抜くはめになりました。 歯医者さんで。
抜いた後の歯はブリッジかインプラントで再生するという選択肢があるらしいです。
一郎爺が言った:抜いたままほっとけば?
保険も50%適用されるますが、自己負担額はどちらも大きく、値段を比較してもそれほど違わないようです・・・4000ドル程。
さあ、セラミック2本で2,000ドルで驚いてシェ~!なんて言っている場合ではなくなりましたよー。
その後、インプラントという選択をしたオーガニック豚不良婆は、extract抜歯後、約6ヶ月間かけてbone grafting(インプラントが骨としっかり結合して定着すること)の最中です。
歯医者さんでは細かい見積もり/診療計画を出してくれます。
歯の番号と治療内容、治療回数、総費用、保険適用額、自己負担額等々。
治療や費用の事で、分からないことや不明なこと等はしつこく質問して納得してから出ないと、”Consent for Treatment 治療に対する承諾"にサインしてはなりませんぞよ。
この国でのInformed contentインフォームド・コンセントは徹底していますし、歯医者はサービス業なのでコミュニケーションは大切です。
Dr.Sですが、腕は良いし、治療の内容も分かりやすく説明してくれます。 費用も他の歯科と比べて平均的だということが分かっているので、信頼して治療を任せられます。
問題3: 噛み合わせ障害
Invisalignインビザラインの見積りは約3,000ドルと出ました。
2年前の見積り3200ドルよりも若干安くなっているのは、保険の適用額が1000ドルから1500ドルと増えたためです。(once in a lifetime 一生に一度適用・・・という条件付)
不良婆の場合、矯正を必要とする理由は、”歯並び(下の前歯がジグザグに窮屈に並んでいるので)の美しさ” はもちろんなのですが、実は噛み合わせの問題を解決するためなんです。
2年前の見積り3200ドルよりも若干安くなっているのは、保険の適用額が1000ドルから1500ドルと増えたためです。(once in a lifetime 一生に一度適用・・・という条件付)
不良婆の場合、矯正を必要とする理由は、”歯並び(下の前歯がジグザグに窮屈に並んでいるので)の美しさ” はもちろんなのですが、実は噛み合わせの問題を解決するためなんです。
後ろの歯を押し出したり、前の歯を抑えたりしないと、歯茎の下がりや奥歯への負担は今後も続き、年齢とともにひどくなっていくであろうという事。 さらには、噛み合わせ不良で顎がねじれ、顔が歪み、首や肩の筋肉が慢性的にこり・・・。
このままでは上顎が前方にずれて『イヤミ婆』と変貌していくことが予想されるそうです。
シェー!