2008年1月30日水曜日

小浜さんv.s.栗豚さん

毎週日曜日夜8チャンネルでNHK大河ドラマ”風林火山”を放映しています。吹き替え版ではなく、英語の字幕付きですので嬉しいです。

だってね、先日なんか『座頭市(北野武ヴァージョン)』 で柄本明がスペイン語を喋っていましたもん。勘弁してくれよ~。























巷は日曜日に行われるAmerican FootballのSuper Bowlのことで盛り上がっています。

Patriotsのスーパー・クォーターバックTom Brady様は、地元San Mateo出身なので大応援団が試合会場に向かうんだとか…。ヒザの故障が気になりますが。彼の着せ替え人形サイトはこちら










Trader Joe's のレジのおじちゃんは、土曜日仕事が終わったらすぐに試合の行われるArizona、Glendale行くんだって、唾を飛ばして興奮していました。観戦チケットは数千ドルで取引されています。

プロ野球の人気はアメリカンフットボールに較べるとチョー低いです。
だからICHIRO様の知名度も低いです・・・。残念だわ(泣)。


そして、来週火曜日は大統領候補選挙の”Super TSUNAMI Tuesday”がやってきます。
Clinton か Obamaか。
Obama か Clintonか。
小浜さんか栗豚さんか。

エーゴで使っている教室(Rengstorff Community Center)が投票所として使われるので、隣の体育館みたいな広い広い教室に追いやられる事になるそうです。駐車場がいっぱいになるかも・・・。
テレビでは小浜さんと栗豚さん2人のコマーシャルが頻繁に流れています。テレビCMにかかる費用は天文学的だろうに・・・。日本ではまず考えられないことだから新鮮に感じます。

小浜さんの新CMは故ケネディー大統領の娘Caroline Kennedyの応援スピーチで始まります。若さとパワーを感じさせるCMです。

対する栗豚さんは落ち着いた雰囲気で、自信と経験を淡々と語ります。

一方、共和党はカリフォルニア州では一切キャンペーンを行っていません。民主党の勢力が圧倒的に強い州ですから無駄な選挙資金は使わないこいうことです。

アメリカの政治は、日本の”料亭で行われる密談政治”に較べて分かりやすいです。政治に対しても、アメリカンフットボールに対しても アメリカ人は相当熱くなる国民だと感じます。

William先生の隣に住むおばちゃんは熱狂的民主党ファンで、4年前の大統領選の際、”万が一Bushが再選されたらカナダに移住する!”と断言した人です。まだ隣にすんでいるそうですが・・・。

クラスメイト達の多くはアメリカ国民(citizen)です。でも、日本みたいに住民票で調べてハガキが送られてくるシステムはありません。自分で党員として申し込み(register)、初めて投票ができるわけです。ワタクシも投票したい!

2008年1月24日木曜日

細胞分裂活性化熱烈歓迎黄金月間

日本では、ファレスやファーストフードへ行くと、カロリー表示があるのが当たり前になっている。

私の住んでいる三田蔵羅、違う 三択裸裸 また違う、サンタクララでは、やっと最近になってメニューにカロリー表示を義務付けるようにする法律が議会に提案された。

外食産業にとっては 売り上げに直接影響するけれど、健康管理に気をつけるにはカロリー表示は必須でしょ?
特に肥満に悩むアメリカ人の皆さんはカロリー表示を参考にしてオーダーしなきゃね-。
だって、Burger King のDouble Whopper with Cheezeが なんと990カロリー!!!たまに食べると、ジューシーでこれが美味しいんだ!

大好きなQuizino SubのClassic Italian Sub
に至っては なんとなんと950カロリーもあるらしい。

Quizinoのサンドイッチは美味しいったらない!Subwayもあちこちにあるけど、なんとなくQuizinoに行っちゃう。
毎日でも食べたい。
中毒になる。
徒歩圏内に2件お店があり、”ウォーキングしたからいいよね~”なんて自分に言い訳しながら ほおばる。
ほおばる。
パリパリのバゲットにかぶりつき、あごが痛くなるけど ほほばぶ。
自分で作っても、こんなに美味しく出来ないのはなぜなんかな~?サンドイッチは奥が深いなあ…と感心しながら噛む。
噛む。
今日も噛む。





『乾し椎茸』と『老酒』と『手抜き晩ご飯お惣菜』を買いに中華系スーパーマーケットRanch99へ寄った。
オーマイゴッド。
店内はきんきらきん。
もうすぐ旧正月なんだ!











このきんきらきんの容器に入った物はお菓子の詰め合わせらしい。
肉まん帝国の人々はこれをどうするのかしらん?
贈り物?
子供たちに”赤い封筒に入れてお年玉を上げる”という習慣は聞いたことがある。
肉まん帝国人に聞いてみようっと。

実はワタクシ、今月初めから”肉まん帝国標準語”を習い始めた。
”英語をマスターするのが先だろう!”って?そうだ。その通りだよ。
しかし、英語を完璧に喋れるようになるには長い長い年月がかかる訳だから、ちょいと別の言語に寄り道してもいいじゃないか。
しかも、先生はMountain View Adult School Conversation Classのクラスメート、Guoning教授。
北京出身の元言語学者。
日本語もロシア語もペラペラ。
研究した論文も何冊か本になっている。

だから、彼に『このビールはいくらですか?』なんていう会話を習ってる場合じゃない。
金田一春彦教授に『あいうえお』を習うようなもんだ。
もったいない。

Guoning教授は車の運転が出来ないので、送り迎えもしてあげている。
どおせ通り道だし…。
お抱えタクシーである。

ということで、週一回夜のロスアルトス高校へ通っている。











この歳になって新しい言葉を覚えるって本当にしんどい。
死んでいた脳細胞の一部を叩き起こし、働かせる訳だから…。

『サクサク、サクサク、サクサク…。』
脳細胞が働く音。

細胞分裂活性化熱烈歓迎!

アメリカという国の現実 

ここのところ雨が続くカリフォルニア。
”雨”を想定した街づくりになっていないから、少しまとまった雨が降ると道路には水が溜まり、建物は雨漏りし、川はあふれ、崖は崩れる。

今朝のGuadalupe River。
いつもは水がほんの少ししかないのだが、今朝の水は濁っていて水位もかなり高い。


















アメリカという国の現実:『避難訓練といえば…。』

日本では避難訓練といえば地震や火事等の災害時に建物から落ち着いて順序よく外へ避難する(Evacuation Drill)と決まっている。

アメリカではFire Drill等のEvacuation Drillと同様に、Emergency Lock Out Drillというのが行われる。
銃などの武器を携帯した人が建物内に乱入した場合に建物に隠れ、落ち着いて対処するための訓練で、警察が付近で捜査中の時にも行われることがある。










学校に容疑者等が乱入してきた場合の手順は、教室の:
 ①ドアをロックする 
 ②窓を閉める 
 ③カーテンを閉める 
 ④電気を消す 
 ⑤携帯電話の電源を切る 
 ⑥ドアから一番はなれた角っこに集まり、声を出さないように隠れている

”おならブー”をしたら見つかって殺されるかもしれないので気をつけよう。



アメリカという国の現実:『スピード違反でおまわりさんに捕まったら…。』











スピード違反でパトカーに止められたとしよう。

①まず両手をハンドルに置いて待つ。あなたの手がダッシュボードや座席下でごそごそ怪しい動きをしているのを見つけられたら、正当防衛で撃たれる危険がある。銃社会のアメリカでは、おまわりさんも命がけである。ダッシュボードの中の『小梅ちゃん』や『いちごみるく』は我慢すること。

②たかがスピード違反や一時停止不履行でも、車の中でけっこう待たされる。車のナンバープレートから登録者、免許証から犯罪暦等を調べているから。

③決して おまわりさんに反抗的な態度や言葉で接してはいけない。内心”ふざけんなよ!”と思っても、”へへ~い、(低頭)まことに申し訳ございませんお代官様~”という化けの皮をかぶり、動揺と反省の涙を溜め、少しでも罰金をおまけしてもらおう。おまわりさんも人間だから。

2008年1月19日土曜日

細胞分裂活性化強化月間











本日のがんばっている人。
この寒いのに、”オープンカー”というド根性のお方。
そしてこのイカシタ帽子!脱帽です。


クリスマス前に『シュレックそっくりManuel』と会った際、頭に妙なバンダナを巻いていたので『なんだそれ、全然似合ってない』とはっきり言ってあげた。
そしたら『好きでバンダナしてるわけじゃない。手術を受けてきたんだ。』って。
そういえば、バンダナの下から包帯がのぞいている。

痛々しいじゃないか!

アタシ:『手術?頭打ったのか、おまえ?怪我したのか?喧嘩でもしたのか?(想像力広がる)』
Manuel:『・・・』
アタシ:『どうしたんだよ。教えろよ。アタシとお前の仲じゃないかよ!(どんな仲だよっ!)』
Manuel:『・・・増毛』
アタシ:『え?なんだって?なに?』
Manuel:『だから増毛だってば…。』
アタシ:『・・・』

ずっと髪の毛のことは気になっていたらしい。
アメリカという新天地に来たし、結婚もしたので(Manuel&Sigalはまだ新婚さんなのである)決心したんだって。サンフランシスコまで通って、すこしずつ増毛する計画。

そして、今日会ったら金髪の”うぶ毛”みたいなのが ほよほよ~と生えていた。ほよほよ~。
そうかあ、日本のアー○ネーチャーとか、アデ○ンスとかは あまり髪の色は気にしなくて良いのかもしれないけど、アメリカでは黒から銀色まで各色そろえないとならないのね。こりゃ大変そうだ。

発毛・育毛・植毛・増毛…。
他人ごとではない。
私も実は歳をとるごとに薄毛になってきてるもん。
半分以上白髪だし。
以前ストレスから”10円ハゲ”と”500円玉ハゲ”になったこともある。
やだなあ。
ハゲになったら、、、チビ・デブ・ハゲ?うわ~ん。(泣)

ManuelはCBEST(California Basic Educational Skills Test)カリフォルニア州教員免許試験を受験中である。科目は数学・英語読解・小論文。英語が第3外国語の彼にとってネックになっているのが英語読解と小論文。イスラエルとチリで体育教師とトレーナーを23年間経験している彼なのに、カリフォルニア州で教師として働くためにはCBESTは不可欠。現実は厳しい。今日も彼は小論文を何本か書く練習後、専門であるバスケットボール指導の勉強に、De Anza Collegeバスケ部に出かけて行った。

Cupertino Squareのビヤード・パパでシュークリームを仕入れてWhole Foods Cafeで皆(David,Manuel and Richard)で食べた。味は日本と同じ。久しぶりで美味しい!でも6個で11ドルって高くない?

Manuelただ今、ほよほよ~っと増毛中。

2008年1月14日月曜日

被害者はトラ

昨年のクリスマスに起きたサンフランシスコ動物園のトラ襲撃事件。
トラに襲われ殺害された17歳の少年と、怪我をした19歳と23歳の兄弟の素行に関して次から次へと新事実が明らかにされている。

助かった兄弟は被害者(原告)という立場で、動物園と市を相手どり訴訟を起こしている。
しかし動物縁側は兄弟が「トラをからかって挑発」した加害者だったことを立証しようとしている。
だが、動物を挑発することはmisdemeanor軽犯罪にしかならない。


この3人の少年達に関して、East San Jose(犯罪の多い危険な地域)に住む、警察にお世話になる常習犯のワルがきだったこと、そして数々の犯罪歴があったことが判った。
その他、彼らにとってマイナスとなる情報は:

☆閉館直前に動物園に入り、その内の一人はチケットを買わずにフェンスを飛び越えて忍び込んでいる

☆車中にウォッカの空瓶が見つかっている

☆病院で体内の血中からアルコールが検出されている

☆トラの檻の中に通常はあるはずのない 大きな石・巨大まつぼっくり、sling(パチンコ)が見つかっている

☆檻の入り口と堀の間からは靴と血が見つかっており、被害者が柵越しに足を突き出して虎をからかうなどして挑発した可能性も考えられる

☆救急隊員が兄弟を病院に運ぶ際、兄が弟に向かって『Don't tell them what we did!(何も喋るな)』と言っているのを聞いている

☆携帯電話の差し押さえを拒んでいる(テキストメッセージや写真から、3人がトラを挑発したり飲酒していた事を立証することができる証拠が残っているものとされている)

☆殺された少年は高校で問題を起こし、同じ校区内の他の高校へ転校している。彼はこれまでに麻薬所持、飲酒運転、スピード違反、公務執行妨害等で補導されている。

☆一方、兄弟は9月に暴力行為を警察官に止められた際に従わず、逆に危害を加えたことで起訴されている。

しかし、これらの情報は憶測や噂の域を出ない。
法廷で具体的証拠として認められるかという問題がある。


いずれにせよ、動物園側の管理責任が問われることは確実である。
トラの檻の壁の高さが12.5フィートしかなかったこと。
監視カメラ・非常用電話等の設置がなかったこと。
どのような状況でトラが檻から逃げ出したにせよ、トラと少年の命が奪われたのは動物園の管理責任なのである。


兄弟の弁護士となったマーク・ゲラゴス氏は、マイケル・ジャクソン幼児虐待事件、ウィノナ・ライダー窃盗罪等で知られるハリウッドスター御用達の著名被告側弁護人である。(原告である兄弟が”被告側弁護人”を雇うという事が異例である)。強欲で饒舌な有能弁護士の代表ともいえるゲラゴス氏は、マスコミや一般大衆心理を操る戦術に長けており、例え被害者の非常識な行為が原因であっても、有能な弁護士次第で勝訴できるという現在のアメリカの歪んだ訴訟社会を象徴している。

もともとトラやライオンなどの野生動物を捕まえて飼育するということ自体に無理があると思う。
本当の被害者は射殺されたトラである。
南無阿弥陀仏。

2008年1月13日日曜日

電車でサンフランシスコに行くって相当大変な事だった













アメリカに来て初めて電車というものに乗ってサンフランシスコへ行って来た。
乗ってみたかったんだ。
VTA→Caltrain→Bart
乗り継ぎやら切符を買うのに手間取って、結局片道2時間半もかかった。
車だったら1時間程度だっちゅうのに(怒)。

券売機での切符の買い方は非常にわかりずらい。
不親切な機械である。
切符の券売機も2台くらいしかない。
”責任者出て来い!”である。
切符を買うのに手間取って、何本か電車が行ってしまった…。
そもそも”通し切符”がない。
会社が違うから、いちいち切符を買い直さなければならない。










VTAとCaltrainの駅には改札がない。
切符なしで乗っちゃえば良かった(暴言!)
誰もチェックしに来なかったもん。
後日RichardとWilliamに『おまえたちの国の電車はクソである。』
と言ったら気が済んだ。(相当頭にきている。気の毒なのは何の罪もない彼らである。)


フェリー・ビルディングに着いた。
ここにはオサレなショップがずら~っと並んでいる。
キャビア専門店、オリーブオイルの店、チーズの店…。

大道芸人のお兄さん。
お釜や鍋を叩く。
相当上手である。

有名なキノコ専門店『Far East FUNGI』
マイタケも売っていた。
因みに、椎茸は”Shiitake-mushroom”として、すっかり英語として定着している。

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念願の日本のお惣菜やさん『DELICA rf-1』の出来立てお弁当を海を見ながら食べたら、機嫌が直ってきた。
旨い!旨いよ!
こういうお弁当が食べたかったんだ。
San Joseエリアにも出店すればいいのに…。
毎日通いたくなっちゃうよ!
ワサビポテトサラダ、カニクリームコロッケ、トーフハンバーグ、サラダごはん…。
どれもヘルシーな素材に控えめなお味付け。











バスで日本人街 Japan Townへ行ってみることにする。
Union Squareを一本入ると、街の雰囲気は豹変する。
ホームレスの人々や恐そうなお兄さん達が路上にたむろしている。
車椅子のホームレスが多い。
次から次へとバスに乗ってくるよっ。
なんだか目つきが普通じゃない(恐)。
独り言?なんかつぶやいてる。
ひえ~目を合わせないようにしなきゃ。
後で聞いた話だが、サンフランシスコのホームレスはロスアンゼルスに較べて危険ではないらしい。
言い換えれば、ロスのホームレスは相当危険だっちゅうことか?
”hostile(敵意を持っている)"という言葉を使っていたな。
冬の寒さを避けるために西海岸へ移動してくる人々が多いんだとか…。




Japan Townは普通に日本の街みたいだった。
紀伊国屋ビルの中には日本食レストランや土産物屋さんが並ぶ。
日本の美容院まであるよ~。

Yoshi'sサンフランシスコ店。
Jazz Clubもレストランも是非両方行ってみたいもんだ。

2008年1月8日火曜日

アメリカでは18歳から25歳の36%が何らかの刺青tatooをしているらしい














この寒いのに、、、
が・がまん大会ですか?おまわりさん…。


結論から言いますと、2000㌦のワンコには逃げられました。ちっ!

日本語で”おいでおいで”が通じるはずもなく…。
食べ物でも持っていたら誘えたのかも。
2匹は仲良く土手を下りてCisco Sysytemsの駐車場の方へ去って行きました。
とても人なつっこい犬達だったので、無事に飼い主の元へ戻れるといいなあ。
そして、張り紙の写真をよ~~~く見たら、全く別の犬じゃあありませんか!
犬違いだよ。がっくり。















歩いてすぐのSAFEWAYにあるパン屋さんはかなり頑張っています。
奥で焼いているので、タイミングが良いと焼きたてのパンにありつけます。
この一見グロテスクな”巨大わらじ”のようなパンは全長50センチはあります。
名前は”フォカッチャ・ブレッド・ハラペーニョ&チェダー”3ドル49セント。
激辛!かなりハマル味です。



大好きな刺青ネタ
過去の刺青ネタその1  その2
刺青ネタが大好きなワタクシには無視できない新聞記事(San Jose Mercury)がありました。
2003年の調査では18才~24才の13%が刺青をしていたが、2007年に行われた別の調査では18才~25才の36%に増えているという内容。
これは、もう一時のブームとは言えなくなったみたい。
刺青=やくざ/ギャング  という既成概念は捨てなきゃね…。
18歳になったら親の承諾無しでTatooをすることができるから、18才の誕生日や、高校卒業記念に刺青をしに行く女の子が増えているんだって。

人気のデザインは家紋やエンブレム、星、エンジェル、クロス、ドラゴン、フェニックス、蝶、妖精など等。
ガールフレンドやボーイフレンドの名前を彫ったり…。
子供の頃、水にぬらして肌にペッタンコするシールで良く遊んだっけ。
すごい時代になったもんだねえ~。

2008年1月5日土曜日

『The Kite Runner』お勧めです。








『The Kite Runner』読み終えた。
素直な英語で書いてあるので高校卒業程度の英語力があれば問題なく読めると思う。
”Kite runner”とは、凧を揚げる人のことではなかったんだね。
エンディングが特に良かった。
感動に浸りたいので、映画は当分観ないことにする。


近所にこの様な張り紙が…。
飼い犬がいなくなったらしい。
見つけたら2000㌦(約20万円)くれるって!
どんな金持ちなんだよ!
よっしゃ。まかせろ。
2000㌦と聞いてはじっとはしていられない。
(The Kite Runnerを読むことによって、浄化されたと思っていた心は、一瞬で貪欲の塊りに戻ってしまったらしい)














アパートの隣を流れるGuadalupe Riverの土手を歩く。
橋の下や中州にワンコがいるかも…。
川は昨日の雨により水位が高くなっている。
土曜日だし朝も早いので私の他に誰も走っていない。
虹が美しい。180度見えるよ。











あれ?犬だ。

飼い主は?

誰もいない?

え?

2匹いる?

茶色の犬じゃんっ!!

見つけた?

(2000㌦分の札束のイメージが頭をよぎる)








よっしゃ!捕獲だ~!

”おいでおいで!”

首輪をしていない。

(うわっ汚ねえ~ブス犬だな~。)とは思いつつ、優しい声で

”おいでおいで 2000㌦こっちへおいで~!”

【続く】

2008年1月3日木曜日

『アケましテー、おーめでトございましたっ』???過去形で言いたいのはわかるけど、現在形でいいんだよ。

アメリカのお正月は元旦だけ。
たいていの会社は2日から仕事を始める。
クリスマス休暇を実家の東海岸で過ごしていたRichardが帰って来た。
いつものお勉強会だ。
”美味いカフェがあるんだ”…というからMountain Viewへ。
普通のカフェだったけどね。
1月2日というのに道路は普通に混んでいる。
Google本社周辺もいつもの賑わい。
この辺を車で通る時は、スピードを落として注意して運転しなければいけない。
自転車が多いんだ。
Googlerはへんてこなママチャリに乗って建物から建物の移動する。
特に夜は気をつけないと黒っぽい洋服を着たカレー王国人は識別できない。

彼の希望で、今日のニホンゴはデートの誘い方について。
 『オチャに行きまセンカ?』、『コーヒー飲みまセンカ?』、『食事でもいかがデスカ?』
おい、デートに誘いたい独身日本人女性でも見つけたのか?
みかけによらず、積極的なおっちゃんである。

彼には『甘さ控えめ』というコンセプトが理解できないみたい。
ケーキもクッキーも、こってりこてこて甘くないといけないらしい。

そして話題は盛り上がっている大統領選挙のこと。
先月「大同小異」を習っているので、これを使って、
「誰が大統領になっても大同小異です。」


テレビのニュースでは明日1月3日に行われる米大統領選の開幕戦となる共和、民主両党のアイオワ州caucus(党員集会)のことで持ちきりである。両党ともまれに見る大接戦が展開されており、この結果は後続の予備選・党員集会に大きな影響を与えることになる。

特に民主党はヒラリー・クリントン、バラク・オバマ、ジョン・エドワーズの三つどもえ。
Obamaはカリスマ司会者オプラ・ウィンフリーを味方につけ、勢いがある。Oprahはタイム誌で「最も影響力のある女性」に数えられたという。特に女性に絶大な人気があり、Oprah Showの視聴者は全米で約860万人。 
ヒラリー・クリントンは熱狂的な応援者も多いが、その反面嫌われてもいる。刷新を求める民意が強い状況で「経験」だけを訴えてきた戦略が裏目に出ている。

「誰が大統領に選ばれても現在のIdiotよりまし。」というのがCafeにいた人々の共通の意見だった。
ブッシュはidiot(アホ)だのasshole(ろくでなし)だのと言いたい放題である。

2008年1月1日火曜日

Death Valleyの醍醐味は『何もないこと』

"小市民的ギャンブル"で、元金を3倍に増やしたワタクシ。
勝者としてラスベガスを後にした。
説明しよう。”小市民的ギャンブル”とは、5セントまたは25セントのスロットマシーンで、カジノで長く細く遊ぶという貧乏人の為のラスベガス遊興方である。
以前は1セントで遊べるスロットマシーンがあったのだが、どうやらなくなったらしい。
因みに、ワタクシの元金は20ドル。
小市民であるから、20ドルが限度である。
約60ドルに増やしたという空前絶後の運の強さである。

ホテル&コンドミニアムの建設ラッシュである。
革の上下でばっちり決めているハーレーのお兄さん。
金ぴか好きのドナルド・トランプおじさんタワー

バスの全面広告もラスベガスらしい。
”あっは~ん”

  
ラスベガスから約2時間のDeath Valley National Park

デスバレー国立公園
へ。
ここはネバダ州ではなくてカリフォルニア州。

”冥土の土産”に絶対行ってみたいと思っていたんだ。

ここは火星か月面か…?


 
 『猿の惑星』や『STAR WARS』等数々の映画の撮影がここで行われたという。
なるほど。
この大自然の中、人間なんてちっぽけな存在だ。
デスバレーの公式最高気温 は 2005年 7月 19日記録された54℃。

尋常でない暑さで、夏期は人間を寄せ付けない。

地球の西半球で最も低い地点:海抜マイナス 85mの「Bad Water」(悪い水)

周囲の山からの鉱物を含んだ水が浅い湖をつくり、水分が蒸発し塩の結晶だけが残る。

金・銀・銅等の鉱物が露出した峡谷は多様な色合い。

「Artist Palette」(美術家のパレット)と呼ばれている。
天然の色とは思えない美しさである。

鉱山に囲まれているから携帯電話は通じない。


巨大・膨大・果てしない。

途方もなく広い自然を前に、細かいことを気にして生きている人間のなんとちっぽけな事か…。

なんだか”人間の器”までもが大きくなったような気がするね。うん。

大きくなった”気がした”だけ。

気がつくと、『Nevada州のコーヒーは薄いよ!もっと旨いコーヒー飲ませろ。』と細かいことに、文句たらたら言ってる小さい小さい私がいた。
(Nevada州じゃないし。ここはもうCalifornia州だし!)