2007年12月16日日曜日
『ハヌカ Hanukkah』に行って来た
キリスト教で言うところのクリスマスの時期にユダヤ教徒はハヌカHanukkahをお祝いします。
今年は12月4日から8日間。
クラスメイトから4日夜の教会のミサに誘われたのですが、私のような異教徒、それも無神論者というか、困ったとき限定で”神様”にお願いするようなフトドキモノが神聖なる教会へ足を踏み入れるのは失礼千万ではなかろうか…と御遠慮申し上げました。
すると”ハヌカやるから家に来いや~”とシュレックそっくりManuelがさそってくれたので、そっちへ行って来ました。Thanksgivingで御馳走になったばかりなのに、すまないねえ~。
シュレックが大勢
『ハヌカ』とはユダヤ教の年中行事の一つで、マカバイ戦争(紀元前168年 - 紀元前141年)時のエルサレム神殿の奪回を記念する。アンティオコス4世エピファネスと異教徒によって汚された神殿の清めの祭りである。キスレーウの25日から8日間祝う。奉献の祭り Feast of Dedication、光の祭り Feast of Lights ともいう。
キリスト教で言うところのクリスマスの時期にユダヤ教徒はハヌカを祝う。キリスト教圏の国のようにクリスマスプレゼントを子供達に贈るといった習慣はなく、ユダヤ人社会ではサンタクロースなどの習慣もない。近年はキリスト教徒にならい「ハヌカー・プレゼント」を与える家庭もあるが、敬虔なユダヤ教徒はクリスマスの真似を嫌うため一般的には受け容れられていない。ドレイドルと呼ばれる木製の独楽がユダヤ教の伝統に則りハヌカの日に子供達へ与えられる。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
12月4日から8日間、一本ずつキャンドルに火をつけていきます。
種火を合わせると9本になるキャンドルスタンドがどの家にもあるんだそうな。
この8日間の間は、必ず油を使った料理をするんだそうです。
そして必ず(ミスタードーナツそっくりの)ジャム入りドーナツを食べます(写真)。味も形もミスドの(あの果実の入っていない毒々しいほど真っ赤なイチゴジャム入り)ドーナツそっくりでした。
敬虔なユダヤ教徒はキリスト教のクリスマスの真似を嫌うため、サンタクロースやクリスマスプレゼントなどのような習慣はないそうです。
Manuelの御家族や友人達から聞かれたので、日本のクリスマスの現状を簡単に説明しておきました。商業主義に流されたクリスマスセールやクリスマスケーキ販売合戦。本来は家族と一緒に祝うはずが、どこでどう歪んでしまったのか、彼氏と彼女がホットに過ごすクリスマスとなった…という現状。ちょいと恥ずかしかったよ。
ManuelはYiddish語(イディッシュ語)も話せます。ロシアやポーランドなどに住んでいた東欧ユダヤ人が話していた言語なんだそうです。ユダヤ人が多く住むニューヨークではYiddish語が混ざった英語がよく聞かれるそうです。いつくか教えてもらいました。
He's a schmuck. 奴は最低だ。(Schmuck シュマック=最低な人)
This is geshmack! これ美味いね!(geshmack ゲシュマック=美味しい)
そしてこの歌!『ドナドナ』♪ドナドナド~ナ~ド~ナ~~。子牛をのせて~。ドナドナド~ナ~ド~ナ~荷馬車は行くよ~…♪
実はオリジナルはYiddishイディッシュ語の歌なのだそうです。
日本でこの歌を知らない人はいないよね。
学校唱歌でしょ?
オリジナルはかなりシリアスな内容になっているみたいです。
この歌の研究で論文が書けそう?
殺される運命にある子牛のことを歌っているが、根底にあるのはユダヤ人として生まれた運命から逃げられない人種のこと?
Bay AreaでHanukkahを祝う人の人口が多いことに正直驚きました。
Merry Chiristmas!でなく、Happy Holidays!という挨拶に、改めて納得です。
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