2008年10月12日日曜日

”自己責任”という名の旅客サービス

サンフランシスコ日本領事館まで”在留証明書その他”をもらいに行かなければなりません。
ここに住んでいることを証明する”住民票”みたいなものです。

寿司小国に住んでいた時には徒歩5分の駅前に区役所の出張所があって、あっという間に書類をもらえました。印紙代400円(まだ400円かしらん?)。
それに較べるとアメリカは面倒くさい。(較べるなー)

『これだけの為に、わざわざサンフランシスコくんだりまで行くの~?』と文句たらたら。
『めんどくさいー、だってを履かなきゃなんないじゃん。』

サンフランシスコへ行く = 都会へ行く = 電車に乗る = ちゃんとした格好をしなくてはならない = ビーサン・スッピンでは行ってはならない = サンフランシスコは寒い = 面倒くさい = 行きたくない

諦めて行ってきましたよ・・・電車で。
電車3本乗り継いで。
電車に乗るのは2度目です。
1度目はBartバートの切符の買い方が分からず手間取ったっけ。
往復4時間よ。



家からサンフランシスコ日本領事館への道のりは:
徒歩5分のTasman StationタスマンからVTAに乗る 切符代$1.75 ⇔ Mountain View マウンテンビューStation でCaltrainに乗り換える 切符代$4.00 ⇔ Milbrae Station ミルブレーでBartに乗る 切符代$4.00 ⇔ Embarcadero Station 円馬鹿出ろ エンバカデロで下車する ⇔ 徒歩3分で領事館













さすがサンフランシスコです。スーツ上下を着ている人が大勢います。

久々にスーツを着ている人々を見ました。
お姉さん達もスカート・ハイヒールで闊歩しています。

Caltrainでは車掌さんが乗客の切符をチェックしたら”青い紙ペら”を座席の下に挟みます。手作業です。古き良き時代?
因みに吹き抜け2階建てなので、車掌さんは下の通路から”切符見せれー”と上の乗客に叫びます。
チェックしに来ないことも多いようです。













団体旅行でない限り、観光客はSFOサンフランシスコ空港から市内までの移動手段としてBartを使うからでしょうか、日本語での案内ホームページがあります。

Bartでは、気をつけていないと降りるはずの駅を通り過ぎてしまいそうになります。
車内アナウンスが聞こえないのよ。
車掌さんによっては声が小さい。
駅のホームにも駅名の表示が少ないし、小さいし・・・。
自己責任で降りる駅をチェックしておけーーということだね。














こちら(写真)の観光客さんたちはEXIT出口に向かって突撃していました。

券売機の周りには切符が買いたいのに買えない人々が大勢右往左往しています。切符の買い方が分からなくて困っている人・・・。券売機がトラブって怒っている人・・・。(すぐに壊れる) 『券売機がアタシのお金を食べたー!』と怒っているお姉ちゃん。本当に"It ate it up!"という表現をしていました。

お金を入れて、行き先までの運賃のボタンを押すと切符がプリントされてお釣が出てくる・・・という慣れ親しんだシステムではありません。



例えば、現金で3ドル50セントの切符を買いたいとすると・・・

アメリカの紙幣は折れていたり、よれよれだったりする事が多く、10㌦紙幣を入れても券売機から”アッカンベー”と戻されてくる事が良くあります。

我慢です、我慢。
この国で強く生きていく極意は”辛抱強さ”です。 

10㌦紙幣を平たく伸ばして運良く券売機が呑み込んでくれると、画面上の Subtract 1$  (1ドル引く)を1回、2回、3回、4回、5回、6回押して6ドル引きます。10-6=4。 

次に Subtract 5c(5セント引く)を1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回押して4ドルから50セント分 引いて3ドル50セントにします。

3ドル50セント切符が買えました。

買えたはずなのに出てきません。ハイ。画面上の Print プリントを押さないとね。

もうすこし分かりやすい券売機にしてもらいたいもんだねー。Bartを良く利用する人はプリペイドカードを利用するとのことです。


券売機の周辺に群がるのは乗客だけではありません。

お金をせびりにくるホームレス風のおじさんやおねえさんがフラフラしています。

観光客が大勢集まるケーブルカー乗り場のあるPowell Station は危ないです。





















街中にはホームレスの人々が多く、パトーカーだらけ。



はい、領事館の入っているビルに着きました。入り口を入ると強面のガードマンが各所に立っています。 

ここで、うろたえてはいけません。

寿司小国人らしく、こざっぱりとした格好をしても履いてきたので問題ありません。 

ここで怪しい行動をすると撃たれます。 

受付で行き先 『Japanese Consulateへ行きたいざますー。おほほー。』と言い、写真付きIDを渡してVisitor's Pass(シール)をもらいエレベーターへ。 

因みに”受付”も強面の兄ちゃんたちです。 受付=綺麗なお姉さん という寿司小国の固定概念は捨てましょう。

エレベーターを降りると最後の関所。係員のおじちゃんかおばちゃんが”何しに来ただ?”と聞いてきますので訳を言って窓口へ。

証明書と在留証明書に27ドル?なんですとー?ぼったくりじゃないの?日本領事館!

待っている間に、置いてあった朝日新聞を2週間分読みあさりました。

麻生内閣?ふーん。

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