2007年10月5日金曜日

『アメリカという国の現実』        (たまには真面目なタイトルも緊張感があって良いではないかぁ)

アメリカという国の現実 その1:「盗んで売るの??」この写真は公共の公園にある施設内のトイレです。なんという頑丈な鍵なのでしょうか・・・。たかがトイレットペーパーに?鍵を設置する方が高くつくんじゃないかい? そうだね。うん。計算してみよう。仮に、男女トイレ10箇所に鍵つきトイレットぺーパーロールを設置するとします。設置費込みで1箇所50ドルと仮定して、50ドル×10箇所=500ドル。そして仮に業務用のトイレットペーパーが1ロール50セントとします。 1ヶ月に100ロール盗まれると仮定すると、1年で1200ロール・・・ということは600ドル分!!1年でペイするではないですか!!鍵設置に軍配が上がったようです。

アメリカという国の現実 その2:「分別しないの??」
恐ろしや~ほとんどゴミを分別しません。
プラスチックも紙も燃えないゴミもごっちゃごちゃでゴミに出して皆さん平気です。
学校では子供たちにきちんと教育しているらしいですが、大人が守っていません。
特にアパートのゴミ置き場は凄い状態です。
Dumpsterと呼ばれる巨大ゴミ容器の中には家庭ごみと一緒にテレビやらマットレスやらが捨ててあります。一応「Bottles,Cans&Plastic Containersガラス瓶・缶・プラスチック容器」と「Newspaper」 用の小さい分別容器は置いてありますが・・・。写真のDumpsterには蓋がありますが、いつもは取り外してあります。ゴミ収集車Milpitasにある広大なゴミ埋立地(landfill) へとゴミを運びます。

横浜市でプラスチックやら紙ごみやらを分別して出さないと収集してもらえないという”崖っぷち体験”をしてきたワタクシには天国のような・・・気がとがめるような・・・。
これでいいのかアメリカ?いくら国土が広大で、ゴミ捨て場所には困らないとはいえ、環境問題に取り組む姿勢を見せなくていいのか?

アメリカという国の現実 その3:「プラスチック氾濫」
レストランへ行くと必ずと言っていいほど食べきれないので、食べ残しを持ち帰る容器をもらいます。発泡スチロール(Styrofoam)の容器が出てきます。
テイクアウトの容器もStyrofoam。
ファースト・フード店でも普通に容器はStyrofoam。
牛丼の吉野家では店内で食べても容器はもちろんStyrofoam。
スーパーで売ってる肉や冷凍食品のトレイも丈夫なStyrofoam。

スーパーマーケットのレジではプラスチックバッグを湯水のように使います。(Whole FoodsやTrader Joe's等では紙バッグだけどね。)

シャンプーや洗濯洗剤は詰め替え用を買うのが定着していた日本。こちらではそもそも詰め替え用が売っていません。

当然ゴミは増えます。サンフランシスコ市ではやっと環境問題に取り組み始め、プラスチック容器の使用禁止の方向に向かっているそうですが、遅いんでないかい?

(ちなみに日本の発泡スチロールとアメリカの”Styrofoam”は別物らしいです。)


アメリカという国の現実 その4:「誰に聞いても答えは同じなのに・・・」ブッシュ大統領に関する意見を聞くと、10人中10人はこう答える。
「ブッシュ大統領はクソである。(President Bush is a shit.)」 
じゃあ聞くけどさ、誰が投票したのさ?何故再選されたのさ?

2008年版George Bush Countdown Calendar 10ドルちょっと。欲しい?買う?

一日一日ブッシュがホワイトハウスを去る日を待ち遠しくカウントダウンするという、かなり素晴らしい内容の日めくりカレンダーです。壁掛け用の違うデザインもあります。本屋さんに行くと、ずら~っと並んで売っていて、隣のコーナーには他の大統領候補のカレンダーが並んでいるます。

ついつい日本語で独り言が・・・。”こんなもん、いったいどこに飾るんだよ?トイレか?出るものも出なくなるでぇ・・・(失礼)”


おい、アメリカ大丈夫か?大丈夫なのか?

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