夕方、アパートの部屋へ帰ったら、なんだか様子が違う。
妙に明るい。
???
ベランダから燦燦と日が差し込んで?
なに-----------っ?
な・なんですと-------- ?
ベランダの前にそびえていた杉の木がすべて根っこからばっさり切られているではないか!
プールと駐車場ををつぶして4階建てと5階建てのアパート建てるというrenovation開発計画は知ってたけど、木を切るなんていう話聞いてないよ!
チョー気に入っていたのに・・・。
人の目を気にせず、素っ裸で部屋の中を歩いても木々が隠してくれていたのに。
木々のおかげで軽井沢の避暑地みたいだったのに・・・。
オープンスペースが広いことと木々が多く植えられていることが気に入って選んだアパートなんだ。
切ること知っていたら木の上に登ってUC berkeleyバークレーの学生みたいに抗議行動に出ていたよ。
”ゴラぁ!”怒って電話した。
電話した先はCustomer Realtions 担当Adrian なんたら。
ここの不動産業者Prometheusプロメテウスが今回の開発に関して住民の相談窓口にしている担当者である。
Rockyロッキーの『Adrianエイドリアーーーーン!』ってか?
テーマソングが闘争心を駆り立てるじゃないのっ。
『アタシんちの木を何で切ったのさーーーー!(この時点で頭に血がのぼっているので、”アタシの木”にしちゃっている)』と怒鳴るはずが、出たのは留守番電話。がくっ。
金曜日は4時でオフィスを閉めるってか?4時?よじ?四時?ヨジ?まじー?
今度は4時にオフィスを閉めて遊びに行くアメリカ人を罵倒しているアタシ。
ということで、殴りこみは次の日に行くことにした。
”ちくしょー。今日のところは勘弁してやる・・・。”
夜、一郎ちゃんが帰宅してこう言った。
”不動産業者側の立場が強いから、おまえが何を言っても無理だ。”
奴の思考回路はバリバリゴリゴリブリブリ理科系であるからして、何から何までLogicロジックで判断する。
時には図解で・・・。
常に冷静沈着なところが妙に気に入らない。
アタシは反対にフィーリングと直感で決める。
それに、戦わずして負けるのはいやだ。
文句を言わないことには気が済まない。
この気質だから、寿司小国の”長いものに巻かれろ的集団行動”から常にはみ出していたんだ。
自分で仕掛けた地雷を自分で踏むというおバカな失敗を何度も繰り返してきたしね。(あ、これはまた別の機会に・・・。)
”殴りこみ作戦”役割分担はこうなった。
アタシが大騒ぎして爆弾を落としに一人で行く。
要するに
”ゴラぁ、木を切ったな!こんな所にはもう住めねえ。家賃下げろや。”
というとんでもない3段論法ロジックを展開するわけである。
相手の出方を見て、一郎ちゃんが後ほど冷静に爆弾の後片付けをしに行く。
果たしてエイドリアンなんたら女史を相手に、ちんころアジア人おばちゃんの”無理やり3段論法怒りの鉄拳ロジック”は通じるのであろうか!【後編へ続く】
2 件のコメント:
少し前から読ませていただいております。
とても面白いぶろぐ!更新が楽しみです♪
爆弾の後始末をしてくれる一郎さんの存在、羨ましいであります。
家賃交渉頑張ってください!
imomoさま
ご愛読感謝申し上げます。
”ひとりごと”や”愚痴”ですので、気が向いた時に更新しています。
本当にエキサイティングな毎日です。
呆けている暇もありませんよー。
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