7年もこの辺に生息していると、食料品や生活雑貨を買いに足を運ぶ店は数店に絞られ、どのお店で何を買うかも大体決まっています。
週一回行くのはTrader Joe’s、Costco、Farmer’s Market(Santa Clara)。
不定期で利用するWhole Foods、Target、Milk Pail、Nijiya、Marukai、Sprout、Fresh&Easy。
アメリカに住み始めた当初は、いろんなお店に顔を出しては珍しいモノを買ってみたけどなあ。
いったい何時ごろから行かなくなったんでしょう・・・アメリカーンなSafewayやLucky や Walmart, チャイニーズなMarina FoodsやRanch99。
この店にはCaptain(店長)1人、Mate副店長8人、Crew Member店員 約60人がいます。 船の乗組員みたいな呼び方だね。
彼は8人のMateのひとりです。 (写真真ん中)
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左からAzza, Ezzeldin, Nagibaの仲良し親子 |
ここからは彼に聞いた話:
Trader Joe’s が元々好きで、Santa Monica店で学生時代からアルバイトをしていた。 お給料も高く、benefit福利厚生も良い。 人間関係もスムーズで働きやすい環境。 努力して実績を築いていけば、どんどん仕事をまかしてもらえるというCooperate Cultureが根底にある。
正社員となり、First MateとしてCrew Memberの指導やお客様対応、スムーズな店舗運営等に追われて1日10時間以上働くが、仕事が楽しくてしようがない!
数年でCaptain(店長)になりたい。
そもそも、Trader Joe’sという店名から、Joeさんというアロハシャツを着た陽気なおっさんが始めた食料品店が、徐々に大きなチェーン店になった・・・と勝手に想像していたけど違ってました。
Joeさんが1979年にALDIのオーナーのドイツ人兄弟KarlとTheo Albrechtにお店を売却してから、大胆なチェーン店展開が始まったそうです。
今ではカリフォルニア州だけでなく、東海岸にも店舗を増やし、最近はテキサス州、フロリダ州にも進出しています。
Trader Joe’sのプライベートブランドが全体商品の8割以上を占めていて、世界各地から珍しい食材を調達し、個性的な新商品を開発しています。
次々に新商品が登場すると同時に、人気のなかった商品は容赦なく店頭から消えていきます。
何故”マヌカハニー”を11ドルぽっちで販売することが出来きて、その上利益が出るのか? マヌカハニーって一瓶3,000~円とかするんじゃないの?
取引先との価格交渉はシビアで、仕入れはニコニコ現金。
Trader Joe'sと取引をしたい会社が世界各地から売り込みに来るんだって。
Ezzに聞いた話だと、マヌカハニーは他商品に比べると価格が高いからなのか、あまり売れていないそうです。
この商品は再入荷されないんだろうなあ・・・。
陳列棚は5フィートの身長の人でも届く高さ(約160cm)となっており、通路の幅も他のスーパーよりも狭くしてるんですと。
手書きのPOPや店舗のごちゃごちゃ感、、、すべては、”Mom-and-Pop(家族経営)"な食料品店という雰囲気を出すための綿密に計算されたイメージ戦略だったのです。
不良おばちゃん家にストックしてあるのは、アイスクリーム、お菓子全般、ハム、牛乳、たまご、ナッツ類、ワイン等ですが、今ブームなのはこれなんです。
Crumbly Gorgonzola Cheese
ポンド6.29ドル。
この重さ(0.42ポンド)だと$2.64 たった2ドル64セントです。
このチーズを軽くトーストしたBeckmann's Three Seeds Sourdoughか、焼きたてのAcmeのbaguetteに乗っけて食べる・・・ああ、至福のひととき。
ありがとう、Trader Joe's!
今夜はNagiba姐さんの娘Azzaの大学時代(UC Berkeley Computer Science)の友人達が家族を連れて集まりました。
子供達も含めると総勢20名以上です。 お料理の量は半端ではありません。
Nagiba姐さんの名言:『食事はひとりで食べてはいけません。』
名言というよりも、Nagiba姐さんが育ったエジプトでの教えであるらしいです。
という訳で、一郎爺が出張中の間は食卓に混ぜてもらいます。 ラッキー!
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HummusをMini Pepperにディップして食べるのでヘルシーです。 |
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Moussaka、レバーの煮物(アレキサンドリア名物)、Grilled Chicken、Kofta、Pasta、Salad他 |
UC Berkelayといえば、大学の世界ランキングでトップを争う名門校です。
卒業して20年近いAzzaの同窓生達は、シリコンバレーを牽引するリーダー達です。 AzzaはApple勤務。
Stanford大学の研究員や教員、Amazonアナリスト、Oracleエンジニア等々、それはそれは 煌びやかな肩書きの皆さん。
ただ、驚いたのは、同窓生の出身地(元国籍)です。
肉まん大国出身の多いこと・・・。
祖国に帰らずに、アメリカに帰化した優秀な皆さんのパワーと存在感に圧倒された夜でした。