2014年3月10日月曜日

映画と本とレッドカーペットごっこ

今観たい映画⇒ The Wind Rises(Kazetachinu)
待ってたのよー!
やっとアメリカに上陸だわ。



2月21日からAMCやCentury Cinemas等の主要の映画館で上映中。







久々にドレスアップをして、お化粧して、ハイヒールを履き、友人達と”レッドカーペットごっこ”をした。

アペタイザーをつまみながら、アカデミー賞授賞式の生中継を、Menijeh家の大きな大きなフラットスクリーンテレビで楽しんだ。


レッドカーペットでお出迎え!ヽ(´ー`)ノ


作品賞は予想通り『12 Years a Slave』が受賞。 
わーい!ヽ(*´∀`)ノ

受賞はしなかったけれど、前の週に観たPhilomena (邦題:『あなたを抱きしめる日まで これまたダサい邦題だね・・・)には最初から最後まで泣かされた。
主演女優賞にノミネートされていたJudi Denchの演技は流石だった。 
頭はちょいと弱いが、人の良い田舎のおばちゃんという役柄なのだが、007シリーズで演じた”M”の印象が強いので、とても同じ人物とは思えなかった。





 
ビンテージペルシャ絨毯が家中のあちこちに・・・

イランではナッツを冷たく冷やして、水に漬けて食べるらしい・・・。


料理上手のMenijeh家の使い勝手の良いアイランドキッチン
楽しかったー!








Good Books 最近読んだお勧めの本  


先が知りたくて、ぐいぐいと引き込まれていくストーリー。 
 
ボストンの大学に通うことになった18歳のJulieは、ひょんなことから学者一家のWatkins家に下宿することになる。 
家族は仕事に没頭して不在がち母親のErinと父親Roger、世界中を旅行中で不在の長男FinnMITに通う次男Matt13歳のCeleste
社会性に欠け、精神的に不安定なCelesteは、何故か等身大のFinnの切抜きパネル(Flat-Finn)を常に持ち運んでいる
この風変わりな家族と生活していく内に、徐々に家族が抱えている秘密が明らかになっていく。 
 
小説の中でJuliaは旅行中のFinnFacebookやメールでやりとりをしていくうちに、一度も会ったことのないFinnに対して徐々に恋愛感情を抱くようになる。 これってこの間観た映画『HER』と似てないか?(『HER』は寂しい主人公が人工知能OSと恋をするお話)。
笑いあり涙あり、テンポの良い作品。
 
 


 
 

 
 


Don Tillmanは遺伝学を教える教授大学。 
天才的頭脳を持ち、外見はグレゴリーペック似、さらには合気道をたしなむスポーツマン。 
しかし、なにしろ “アスペルガー/自閉症”っぽい天才なので、毎日緻密な予定に沿って生活していないと気がすまない。 
周囲の空気が読めないDONは、何度かデートを試みるが大失敗している。 
そこで、嫁さん探しの”WIFE RROJECT”を考えだし、その過程でRosieと出会う。 
とまどいを感じながらも奔放なRosieに惹かれて行くDonなのだが、安定した秩序正しい生活パターンは崩され、変化への恐怖にとまどい悩む。 
彼の純粋さやRosieへの真剣な思いは、読んでいてほのぼのと幸せな気分にさせられる。

 

 

 


 
 
 

アダルトティーン向けの本らしいのだが、婆さんには難易レベルの違いが良くわからなかった。 え?大人向けの本じゃなかったの?

『Me Before You』の時と同様に、自分ではまず選ばないであろう、テーマの本。 邦題は『さよならを待つふたりのために』 この邦題もいただけないねえ・・・。

ティーンエージャー癌患者同士の恋愛・・・という重たい重たい内容の本なのだが、悲しくて苦しくて辛い小説ではない。 
むしろ、生きること、愛することの素晴らしさや、人への思いやりを描いている素晴らしい作品。 (:_;)




映画化され、2014年6月公開予定。 



 

主役Hazelを演じる女優さん(Shailene Woodley)の顔色が健康的すぎるのがちょいと気になるが・・・。 
彼女が主演で、飛んだりはねたりする近日公開の『Divergent』のTrailerを見たせいなのかも・・・。  






『Divergent』 by Veronica Roth


小説も映画も3部作。(Hunger Gameか?)

この本もティーン向けだが、面白く読めたよ。
近未来の世界は5つの性格によってグループ分けされていて、16歳になると適正テストを受け、自分の所属したいグループを選ぶことが義務づけられる。 

5つのグループとは:Abnegation(自己犠牲・無欲), Amity(友好・平和),Candor(率直さ・高潔),Erudite(博学),Dauntless(勇敢)。
 


Abnegationで育ったBeatriceは、両親の元を離れ、Dauntlessとして生きていくことを選ぶのだが、適性検査ではどのグループにも属さないDivergent(異端)という結果が出る。 
Divergentを危険分子をみなすリーダー達は、彼女の抹殺を指示する。


不良婆をグループに当てはめて考えてみると、派閥に属さない/落ちこぼれたFactionlessとなることは、ほぼ間違いない。 
Factionlessの人びとは主に日雇い仕事をしているかホームレスなんだな・・・。 とほほ。


この本を読んでいて、10年以上前に”コーチング”の資格を取る際に勉強した(させられた)エニアグラムや交流分析を思い出した。 
ここで学びました⇒ポチ
エニアグラムでは9つの性格タイプに分けられて、因みに婆さんはタイプ8とタイプ7の性格が強いの。 


さらにはAbnegation(自己犠牲・無欲)の人びとの生活の様子は、寿司極小国人のそれと重なった。 
決してイコールではないが、寿司極小国はAbnegation。 
米国はDauntlessまたはCandor。 
さて、憎まん肉まん大国はどれだろ・・。

 
ばかに出来ない濃い内容のティーン向けの本だった。
 

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