2016年11月18日金曜日

不良おばちゃんは『トランプ』の居ない場所へ旅に出ました。現実逃避の旅です。逃避先 ⇒ Mitch Albom著『The Magic Strings of Frankie Pesto』 



選挙後の一週間ちょっと、現実に直面することが出来ず 仮想へ逃避していました。
 
テレビもネットも見たくない 聞きたくない 知りたくない。


現実




逃避先⇒ Mitch Albom著 『The Magic Strings of Frankie Pesto』 

作者が描く美しく純粋でマジカルな世界に、どっぷりとのめり込んでいました。


『Tuesdays with Morrie』の著者Mitch Albomの新作です。 じわじわと泣けます。 



類まれな音楽の才能に恵まれたFrankie Prestoは、彼の紡ぎだす音楽で大勢の人々を惹きつけ、愛されながらも、その才能ゆえに苦悩し翻弄されます。 Tony Bennett、Duke Ellington、Elvis Plesley他、20世紀を代表するミュージシャン達が登場し、自らの言葉でFrankieとの親交を話すので、まるでFrankieも実在の人物のような錯覚に陥ります。 理論では説明のできない偶然の繋がりや運命のいたずら、そして奇跡。 








A Music Companion to the Novel by Mitch Albom


著者自らギターを弾いて歌っている曲も収録されています。






















投票日だった先週の火曜日は早朝からテニスをしておりました。
『エア・ケイ! ビシッ!』 などと飛び跳ねながら脳天気に・・・。

すぐ横では投票が行われていました。

投票所 Rengstorff Community Center
投票に並ぶ人々
市民権のない私には残念ながら投票権はありませんが、大統領選挙だけではなく、住民投票他の結果も気になります。

8年前の大統領選挙の事を思い出します。 
まだアメリカへ来て間もない頃だった事もあり、政治や選挙システムの勉強を必死でしてたっけ。







夜遅く 『トランプ勝利』という悪夢が襲ってきました。


Mike Hondaが落選したのは喜ばしい。

米国で最も厳しいカリフォルニア州の銃規制がさらに強化されることになります。

カリフォルニアに住んでいて良かった。






選挙結果を嘆き悲しむNagiba姐さんをKula Sushiへ連れ出しました。
回転寿司は初めてだったらしく、大喜びしてくれました。 
お寿司のクオリティーは低いけど、楽しければ良し! 
一時的だけでもイスラム教徒の直面する差別問題を忘れてくれればいいです。




敬虔なイスラム教徒の姐さんは、アメリカで生きていく覚悟で祖国エジプトを出てアメリカ市民権を取りました。 進歩的なカリフォルニアでも、ヒジャブを被っているからか、過去に嫌がらせをされた事は多々あります。 

先日も姐さんの車のフロントガラスとリアグラスに生理用ナプキンが広げて張ってあったんだそうです。 ( `Д´)ノ さらには隣の家に住む寿司小国人の女性は 目を合わせる事もせず、まるでテロリストを見るような態度なんだそうです。 それを聞いて怒鳴り込みに行こうとしましたが、優しい姐さんに止められました。 宗教で人を差別するこの女性は、即刻寿司小国へお帰りいただきたいと思います。 再教育が必要なのはアメリカ人だけではないようです。 

姐さんを守る為なら何でもしますからっ!





現実逃避の旅から戻り、ニュースや新聞記事を読みます。
メディアで頻繁に使われている単語を挙げてみました。 

white-supremacy  白人至上主義
xenophobia  外国人嫌悪
bigotry  偏狭・偏見
misogynist  女性嫌悪
anti-Semitism  反ユダヤ主義
racism  人種差別主義
neo-Nazism   ネオナチ
Alt-Right(Altenative Rightの略)  オルタナ右翼 







ああ、やっぱりだめだ。(・Д・`) 
耐えられない・・・。



再び現実逃避の旅に出ます。
The Magic Strings of Frankie Pesto をもう一度読むことにします。 

さいなら~